Excelで2つのファイルを見ながら作業する時がありますよね。比較するときとか。
Excelは普通に開くと、ファイルを子ウインドウとして開いてしまって、親になるExcelは一つだけになります。PCに2つのモニタがつながっていて、そこで2つのExcelを比較しようとすると、モニタの大きさが違うので、どうしてもひとつのモニタにしか表示できません。
※むりやり2画面にまたがる大きさにするという方法もなくはないですが。
そこで、こういうシチュエーションにあうように、2つの Excel を別々のウインドウで開く方法をご紹介します。
■ファイルから起動せず、Excelからファイルを読む
「方法」といっても至って簡単です。スタートメニューに当然ですが Excel がありますよね。
これをクリックすると、Excel は現在稼働していても新しいウインドウを作ります。
この新しいウインドウで、ファイル→開く→目的のファイル、とやってやれば、2つのウインドウで Excel を閲覧することができます。当然編集も。
■「送る」で新しいExcelが開く
標準のインストールでは、ファイルを右クリックすると出てくる「送る」メニューは Excel は出てきません。新たに「送る」に Excel を登録しておくと便利です。
やりかたですが、事前準備が必要です。まず、Excel の実態のありかを探しておく必要があります。
この時には、インストールしたフォルダ(Program Filesなど)を検索して、現在のPCにおける exe ファイルの在処を探しだします。
1.WIN+R を押して、「ファイル名を指定して実行」のダイアログを開く
2."shell:sendto" と入力してリターン
3.エクスプローラーの適当なところで、右クリックして、「送る」からショートカットの作成を選ぶ
4.ショートカットの作成ウイザードで、上記で探しだした excel の実態(exeファイル)のパスを入力する
5.ショートカットの名前を "Excel" にする
これで出来上がり。
対象の Excel ファイルを右クリックして、「送る」で "Excel" を選んでやると、別のエクセルを立ち上げることができるようになります。
■同時スクロールはできない
ひとつの Excel の中で子ウインドウとして開いていると、ファイルの比較のために同時スクロールができるようになります。この機能は一方のウインドウをスクロールすると同時に別の子ウインドウのワークシートが釣られてスクロールする機能なのですが、別のウインドウで EXCEL を開いていると、当然ながらこの機能は使えません。ですので、
子ウインドウとして開く
2つの別のExcelとして開く
はどのような編集をした以下によって切り替えて使う必要があります。
私は、ファイルを比較するときには、子ウインドウの Excel を使用し、同時に2つを編集するときには、別ウインドウの Excel を使ってます。