プレミアムフライデーとか、残業ゼロの日とかいろいろありますね。
実際、サラリーマンにとって、残業代というのは生活給の一部だったりする部分もありますし、仕事も大抵は予定外のことが起きて、当初の工数ではできなくなって、期限が変わらない以上残業でカバーするしかないという側面もありますが、残業っていうのはある程度は必要なのかもしれません。
でも、自己啓発の勉強がしたいとか、別の趣味があってなにかしたいと思っているような場合、やっぱり「今日は残業したくないな」という日も少なくありません。
続きを読む
Youtubeのお気に入りの音楽と仕事のヒント
★P731〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●社長は残業に対してだんだん否定的になっていく
経営者は会社の創業当初は残業に対して肯定的ですが、だんだん否定的になっていいきます。
最初は「残業、頼むよ」と社員にお願いしていたのに、やがて「無駄な残業はするな」と注意するようになるのです。
それには理由があります。
仕事が増えてくると、人手が足りなくなってきます。しかし、だからといって社員を 1 人増やすことはしません。1 人分の仕事が長期にわたってあるかどうかわからないからです。
今いる社員に残業させようとするのです。「残業、頼むよ」とお願いします。すると、社員は残業代の分だけ収入が増えます。それを一度経験してしまうと、収人を増やすために残業をするという問違った方向に行きがちで、生産性の低い働き方をするようになるという弊害が起きてしまいます。
1 時間でできていた仕事を 1 時間半かけてこなす、といったように時間だけを延はそうとするのです。
その状況と残業代の多さに驚いた経営者が、「何でそんなにタラダラ什事をしているんだ。無駄な残業はするな。さっさと帰れ」と怒るわけです。
松本順市(著) 『社長は君のどこを見て評価を決めているのか?』
――――――――――――――――――――――――――――★
★P132〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
残業代というのは、残業することによって粗利益が獲得できるから出せるのです。
当然、残業代は就業時問内に働くよりも割増なので、就業時問内よりも生産性を上げて、粗利益を出さないと、会社には利益が残らなくなってしまいます。
本来であればこのことを経営者は社員によく説明しなければなりません。
社員も、「残業して今の収人を増やそう」などと悪魔のささやきに耳を傾けてはいけません。
「これだけの利加価値を出そう」「時間を短縮しよう」と考えて残業すること。そうしないと、生産性の低い仕事の仕方をするようになって自分の能カを下げてしまいます。
そうなったら、なかなか元には戻せないので、自分のために気をつけた方がいいのです。
しかも、付加価値を獲得できない残業を増やすと、会社の利益が減るため、昇給・賞与が減る可能性が大いにあります。
定時で仕事を終えて昇給・賞与が多いのと、残業をして残業代は増えるけれど男給・賞与が少ないのと、どちらを選びたいですか。
松本順市(著) 『社長は君のどこを見て評価を決めているのか?』
――――――――――――――――――――――――――――★
◆アマゾンで見る◆ | ◆楽天で見る◆ | ◆DMMで見る◆ |
社長は君のどこを見て評価を決めているのか? 著者 :松本順市 | 社長は君のどこを見て評価を決めているのか? 検索 :最安値検索 | 社長は君のどこを見て評価を決めているのか? 検索 :商品検索する |
30日でつくれる人事制度、だから業績向上が実現できる―成果主義人事制度をつくる
「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる(幻冬舎新書)
上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?(Nanaブックス)
「いい会社」のつくり方-人と社会を大切にする経営10の方法-
ビジネスモデルの教科書上級編
儲ける社長の人事評価ルールのつくり方