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明るく叱る
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叱り方の一番大事なポイントは、明るく叱ることです。
叱っている人はたいてい、暗いのです。
暗く叱っている場合は、叱っているのではなくて、ただ怒っているのです。怒るというのは、感情的なものです。
感情的ではなくて、あくまでも冷静に筋道を立てて、「ここはこうしたほうがいいよ」と教え諭すのが叱ることです。だから、笑いながら叱ることができるわけです。
中谷彰宏著 『管理職がしなければならない50のこと』
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よく、
・「怒る」と「叱る」を履き違えない
・怒ってはいけない、叱りなさい
などと言われます。とくに管理職になるとそういった研修を受けたりしている会社もあるのではないでしょうか(かくいうウチの会社もそういうのが数年に一度あります)。
しかし、部下は失敗します。
成果としての失敗であったり、上司であるあなた自身の指示違反であったりしますが、やっぱり失敗します。何かをすれば失敗することはあたり前です。
その時に、どういう態度を取るかがあなたの管理能力を問われます。
■「怒ってはいけない」は正解ではない ― 怒りたいときは怒ればいい
本書にあるように、明るく叱るというのも方法のひとつですが、怒ってみせるというのも相手を抑えこむための必要な技術です。要は、相手と状況によってどのような叱り方をするかを判断することが重要。
「×××をしては○○○になっちゃうだろ。だからこうした方がいいよ」と言って、ちゃんと行動が変わる人はそれで問題ありません。自分にも対して負担にならないので。
でも、言ってもわからない人には
「テメー! なんてことしてくれるんだ!」
「さっき言っただろう! なんて言ったか復唱してみろ! 今すぐだ!!」
って怒鳴らないと行動が変わらない人もいます。
■冷静に怒る
それを冷静に、適切に判断することができるようになるように、自分をコントロールしましょ。「コントロールする」というのは、「影響を計算して怒る」ことです。
この練習のために、あなたの地域のシロウト劇団に入団してみるといい練習ができます。
ほんとうに感情的になってはいけませんが、感情的になっているように振る舞う場面が必要な時もあります。その時のために表情や態度をどうすればいいのかを教えてもらえますよ。
ただし、パワハラと言われないように気をつけましょう。
いまどき、こういったことはうるさいので…。
■参考図書 『管理職がしなければならない50のこと』
管理職がしなければならない50のこと決断できないものに決断を下すのが、管理職の仕事。マニュアルから外れたところからが、
管理職の仕事。厳しいことでも明るく叱る。
すべての業種で通用する管理職のノウハウを、50の項目で学ぶ。
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●本書を引用した記事
セラピストを学ぶ
「だいたい君はいつも〜」は禁句
予算管理のコツ1:予定外の予算が出せることが管理
予算管理のコツ2:予定外の予算がの確保の仕方
答えは相手に言わせると前向きになってくれる
混沌を作り出す
明るく叱る
管理職がしなければならない50のこと
●このテーマの関連図書
あの人の下なら、「やる気」が出る。モチベーション・リーダーになる50の具体例