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Tag:効率、上司、上司マネジメント


結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。

 図書名称:  上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
 著者  :  新名史典

いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。

私のブログでも時々引用させて頂いています。

とくにポイントだと思うのは

 上司が仕事のボトルネック

という点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。
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結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。

 図書名称:  上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
 著者  :  新名史典

いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。

私のブログでも時々引用させて頂いています。

とくにポイントだと思うのは

 上司が仕事のボトルネック

という点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。
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TITLE 部下力のみがき方2:要約
TAG 部下力,効率、上司、上司マネジメント,部下力のみがき方,上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方,新名史典
CATEGORY ビジネス書
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 図書名称:  上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
 著者  :  新名史典

いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。

私のブログでも時々引用させて頂いています。

とくにポイントだと思うのは

 上司が仕事のボトルネック

という点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。
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 図書名称:  上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
 著者  :  新名史典

いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。

私のブログでも時々引用させて頂いています。

とくにポイントだと思うのは

 上司が仕事のボトルネック

という点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。 続きを読む


結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。

 図書名称:  上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
 著者  :  新名史典

いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。

私のブログでも時々引用させて頂いています。

とくにポイントだと思うのは

 上司が仕事のボトルネック

という点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。

要約を作りましたので、何回かに分けてご紹介したいと思います。
第1回は、目次の紹介。

■目次

◆1章 なぜ、あなたの仕事は効率が悪いのか?

 1 上司の決裁がなかなか取れないのはなぜ?
 2 やり直し・出直しでサービス残業
 3 私が言っても信用してもらえないのは、なぜ?
 4 報告していたはずが「聞いてない!」
 5 資料をたくさん用意すれば、見てもらえるか?
 6 上司を連れて行かないと動いてくれない他部署
 7 自分一人だけで完結する仕事などほとんどない

◆2章 上司を動かせないと仕事の効率は上がらない

1 上司を動かしている人は何をしているのか?
2 他部署は部署としての判断を求めてくる
3 お客様も会社としての判断を前提としている
4 「上司がいない」という理由で止まる仕事
5 会話するのが嫌だからといって、メールに逃げていないか?
6 上司が動かせない人は後輩も動かせない
7 影響力のない人は組織の中では無意味

◆3章 上司を動かすことで、あなたの仕事はこんなに改善される

1 決済が早ければ、それだけ実行も早くなる!
2 やり直し不要の1発OK
3 信用を得ることができれば、何を言ってもだいたい通る
4 説明上手は資料要らず
5 「聞いてない」はずでも「聞いていたかな?」に!
6 任されている立場だと他部署も納得する
7 上司から任される仕事と上司に任せる仕事

◆4章 上司の苦悩は意外なほど知られていない

1 上司は、自分のチームを守りたい
2 上司にも上司がいる
3 「部下のクレーム」は上司のところに来る
4 なぜ「悪い報告」を早く知りたいのか?
5 最新情報を上司は意外と知らない
6 現場が遠くなるから、小さな情報にも影響を受ける
7 キャパは広くてもシェアは小さい

◆5章 「上司の目線」を身につけよう

1 見る景色を変えてみよう
2 判断の違いを検証していた新入社員時代
3 常に「自分ならどうするか?」を考える
4 意見を言う人は多いが、結果までは追いかけない
5 成功要因と失敗要因を記録する
6 「上司の孤独」を知った瞬間

◆6章 上司の「気持ち」を予測して先回りしよう

1 上司が、次にどう行動するかを予測しよう
2 上司に情報を提供しよう
3 上司は何を抱えているのか?(優先順位を知る)
4 部下の、ちょっとした「ひと手間」がありがたい
5 ひと手間を加えよう〉 〉 〉[メール編]
6 ひと手間を加えよう〉 〉 〉[報告編]
7 ひと手間を加えよ〉 〉 〉[相談編]
8 上司が何に期待して仕事を振ってくるかを考える

◆7章 上司のモチベーションは部下が上げる!

1 上司にとって、部下の喜ぶ顔ほど嬉しいものはない
2 上司に「ありがとうございます」を伝えているか
3 お願いする前には「共感」
4 上司にも“苦手な部下“がいる
5 会議でコメントを振られたら、あえて上司の分を残す
6 上司との名コンビぶりは、上司の価値を上げる

◆8章 上司の力を借りることはいかに大切か

1 仕事の成果は「質×影響力」
2 年上部下との消耗戦から気づいたこと
3 立場と経験は別物
4 何を知っているかから、誰を知っているかへ
5 「教えてください!」は最高の殺し文句
6 「聞いて回れる」部下は信頼できる
7 「上司」は、決して「直属」だけではない

◆9章 上司は「使える」部下を求めている

1 上司は、「孤独」だからこそ誰かに相談したい
2 意見のない「糠に釘」部下は相談相手にならない
3 まずは受け入れて共感しよう
4 自分の持っている情報を提供する
5 意見を求めてくれたことに感謝する
6 上司は「使える」部下を求めている
7 「可愛がっている」ように見えるのは周りからの偏見

■上司の意識と部下の意識

著者は、部下から会社でTOPの上司(つまり社長)にまでなった方なので、上司としての意識を強く持っておられるようですが、部下としての経験からも、上司を使いまわして欲しいということを強く訴えられています。

上司・部下の関係だけでなく、同僚、先輩後輩関係においても、結局は「自分が何を求められていて、自分が何を求めているか」を知ること。とくに「自分に求められていること」というのは、自分の頭のなかにないので、その人の立場に立ってみないとわからないものです。そういう意味で、上司を経験した人が、「上司が部下に求めていること」というのは一見の価値があります。
もちろん、いろんな会社やいろんな環境、いろんな考えの人がいますので、それがすべて当てはまるわけではありませんが、概論としては「そういうものの見方をされている」というのはひとつ頭において、「この人の性格なら…」と考えてみると、上司のとった行動の意味が多少は違って見えるものかもしれません。

■■要約

本日は、本書の目次は無視して、全体の要約をお送りします。

★(抜粋要約)〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

当時27歳だった私に突然、新規営業部門の統括部長という内示をいただいたのです。
「新規に立ち上げる営業第四部は新名君にやってもらいます。」
後から聞いてさらに耳を疑ったのですが、創業オーナーのご指示は「若手にチャンスをやったら、つぶれるのか、成功するのか、この目で見たい」というものでした・・・

配属いただいた部下は、ほぼ全員が私よりも年上。中には私の親ほどの方もおられます。全く実績も何もない私にマネジメント能力があるわけがありません。焦るだけで衝突を繰り返していたころ、ある大先輩の一言に衝撃を受けることになります。その時から、私の考え方は180度変わりました。

時は過ぎ、数年後に私は商品開発部門で商品企画室長という立場になっていました。次第に私も年下の部下を多く持つようになり、彼ら彼女らを指導しているうちにあることを疑問に思うようになりました。私への報告や相談があまりにへたなのです。仕事の内容そのものはそれほど間違っていないはずなのに。そのときに私が気づいたこと、それが「彼らは上司の立場、悩み、苦悩を知らないのだ。」ということでした。


私は20代にして異常な立場を経験しました。そして、上司がどんなことで悩むものなのか?ということを肌で知ることができました。そのため、報告するにしても、相談するにしても、上司の考えを常に予測して動いていました。それが決定的な差だったのす。これを本書では「部下力」と名付けました。そして、一生懸命に実務はやっているのに、この「部下力」が発揮できない若手ビジネスパーソンの一助となりたいという想いで書き上げたのが本書です。

よく上司は部下を「可愛がる」という言い方をされます。すると、まるで「可愛い」部下を大事にするように聞こえます。
しかし、本当に上司は「可愛い」部下を大事にするのでしょうか?私は決してそうではないと思っています。上司は自分のサポートとなり、自分の力の及ばぬところにスキルを持ち、自分の動きを察知してくれる「使える」部下を求めています。
そのような部下が「可愛く」思えることはあっても、決して「可愛い」部下を優遇することはありません。なぜなら、それは自分のためにならないからです。

あなたの仕事の効率を左右している因子はなんだろうか?
それは、上司の「承認」をえることではないだろうか。
仕事は、コミュニケーションができて初めてできる。それが組織として行われる以上、部下が自分の責任範囲でできることというのはしれている。ある部門に所属していれば、その部門の上司の承認がなければ、あなたの仕事は一歩も前には進まない。他の部門に交渉に行っても、それがあなたの提案であるのか、部門の提案であるのかでは相手の動きはまったく変わってくるだろう。ましてや、「こういうふうにやりたい」とおもっても、上司から「ダメ」を出されれば、それは完全に頓挫してしまう。どれほど作業が早く出来たとしても、コミュニケーションができない人は仕事としては価値がないのだ。

だから、あなたの仕事のやり方を決めているのは上司なのだ。

その上司を上手に制御すること、それが「部下力」である。

部下力は、上手に上司に情報を出し、それによって上司の承認をもらうことである。

何かをしようとした時、すんなり上司に承認を貰える人と、詳細な情報を出すように指示されて、再び資料作りに追われる人は何が違うのか。
それは情報を出すタイミングと上司からの信頼だ。

「上司に贔屓されている」あるいは「上司に気に入られている」という風に見える人もいるだろうが、上司はそれほどウェットには考えていない。好き嫌いで仕事が進められるほど甘いのであれば、そもそも上司にはなれない。
上司といい関係を築いている人は、上司をうまく立て、適切に情報を開示して上司に承認がもらえるように努力しているのだ。それを見ずに、結果だけ見るから、「上司の好き嫌い」で仕事が割り振られているように見えてしまう。

上司の目線で物事を見ると、ぜんぜん異なるものが見えてくる。
上司の目標は自分を守ること、ひいては自分の組織を守ることだ。

その判断基準に基づいて、今の仕事はどのようなものであるのか、どのような影響があるのかを考えよう。

上司とは孤独なものである。判断は自分の責任においてしなければならない。したがってどうしても慎重になる。「失敗しても誰かが責任をとってくれる」と思える部下の目線とは異なるものが見えるのだ。その目線を意識して、上司の気持ちを先回りして、上司に情報を開示できる人が、「使えるやつ」という判断をもらえるのだ。

上司のモチベーションは、仕事の成果が出ることの他に、他部門から部下や組織を褒められることで上がる。
そして部下が嬉しそうにすることによって、自分の部下への貢献に自信が持てるようになる。だから、上司に何かしてもらったら、「上司なのだから当然」という取り方をせず「大変有難うございました」と感謝を示そう。
社会人として、何かをしてもらったら即座にお礼をいうのは常識だが、上司に対してはとくにそれを意識するべきなのだ。

上司を会議でうまく建てることができれば評価は上がる。

上司に「教えてください」と上司の知識と経験を尊重する発言ができれば、上司は気前よく教えてくれる。
また、上司とて人間関係が部下より広いわけではない。部下は部下のネットワークを持っている。それをきちんと活用できてこそ、部下としての力を上司が認めることができる。

上司は、「使える部下」を求めている。
あなたが使える部下になれば、それは上司に気に入られる部下になれるということだ。


新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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いかがだったでしょうか?

次回は、私がキーポイントだと思ったところを抜粋してお送りします。

■■キーメッセージ

★P54〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

いずれにしても、仕事は人に助けてもらって初めて成り立ちます。すると、助けてもらうための術を持たないということは、組織で仕事をする人間にとっては致命的なハンデになります。そして、助けてくださる多くの入の中で、最も身近で、最も自分の仕事に影響をりえる入が上司なのです。
逆に言うと、上司を動かす力を持つということは、組織と人を動かす第一歩なのです。自分の面倒を見てくれている上司を動かすことができなくて、他部署や他の会社の人、あるいは後衆を動かすことなどできません。
なぜなら、それらの入はあなたに動かされる義務がないからです。上司には、部下であるあなたの仕事を指導し、ときに適切に動いてあげる義務があります。ですから、本来は最も動かしやすいはずです。その義務がある上司を動かすことは、人や組織を動かす第1歩と言っていいでしょう

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

その際、父は最初の数ケ月は、土日の休みも取りずにがむしゃらに働いたそうです。せっかくのアメリカ紹学ですから、仕事以外にもいろいろと見聞を広めたかったのですが、それは我慢して、最初の数ヶ月はとにかく仕事オンリーだったそうです。
アメリカの大学ですから、敗界最先端の研究を L ている大学といえども、休みはしっかり取る文化です。そこで、休みなく働く日本人は新鮮に映ったようです。すると、「新名は、とにかくよく仕事をする男だ」と印象づけることになりました。
すると、土日を普通に休むようになってからも、そのイメージは変わることはありませんでした。実際、滞在中の後半にはさまざまなところに旅行に行ったり、遊びに行きましたが、最初の数ヶ月のおかげで、非常に高い評価を得ることになったのです。それは、帰国後も仕事で連携するうえで非常に役に立ったようです。初期の段階のイメージが、後 々 まで影響する一例です。
これは、何も最初はがんばって、後はさぼりましようということではありません。特別にエネルギーをかけるのは最初のうちだけで、そこでよいイメージを植えつけることができれば、その後は、それほど大きなエネルギーをかけなくても仕事をしやすい環境が維持できる、ということなのです。
こののように、ある程度の期間、上司を動かすためにひと手間、ふた手間かけておくのです。そして、それをいくつかの仕事で実践します。そのうち、上司はその部下に対して、「あいつは、なかなか配慮ができるやつだ」という印象を抱くようになります。そのようなイメージがある程度定着すると、それほど手間をかけなくても、「彼(彼女)なら、いろいろな検利を重ねたうえでの相談だろう」という目で見てくれるようになります。すると、以前なら求められたような情報や資料を提示しなくても、次の段階に進む許可が得られるようになります。いわば「顔パス」です。
しかし、決して何の努力もなくその地位を獲得したわけではなく、そのような地位に至る、前段階の努力によって現在の地位があるわけです。いわばブランドです。ブランドとは、「約東された機能や品質などのイメージ」です。ブランド化されたビジネスパーソンは、上司から見れば、「約束された仕事の仕方をしてくれる」という安心感があるのです。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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★P84〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

われわれは、帰属意識というものに強く縛られています。そのため、何の肩書もない状態には不安を感じます。
上司の場合は、その意識は、チームという組織に向けられることになります。部下個人というより、組織そのものに意識が向いてしまうのです。
つまり、チームこそが上司が守りたい対象といフことです。そこには上司が自分の立場を守りたいという保守的な側面もあります。そのため、「上司は、自分の保身ばかりを考えている」と捉えられてしまうことがあります。
それはあまりイメージのいいことではないかもしれませんが、人間である以上、それは仕方がないと考足たほうがいいでしょう。大切なことは、「上司はそのように考えている」と「知る」ことです。知っていれば、それ相応の対応が可能になります。
「上司はこのチームを守ることに、強い意識を持っている」と理解すれば、自分がとるべき方法や態度も見えてくるでしょう。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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★P143〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

さて、このメールを受け取った L 司はどう思うでしようか。内容そのものは理解することができます。また、著しくマナーを欠いているというわけでもありません。しか L 、これでは実は動きづらいのです。この次に上司がしなくてはならないアクションは、次のように推測できます。
�@ 関係する部署と宛先を特定する
�A 今回のプロジェクトの背景を説明したうえで、協力を要請する文章を作成する
�B いつ、自分の部下が説明にうかがうか、ということを明記して発信する
この、�@〜�B の作業をフォローしてあげるのです。文章そのものをすべて作る必要はありません。まず、メールの宛先を選定するのがなかなか面倒な作業です。以前、部下からこのようなお願いをされたとき、「では、送ってほしい方の宛先を送っておいてくたさい」とお願いしました。すると、部下からは、その名前がずらりと書かれたメールをもらいました。しかし、これでは不十分です。その名前の方 々 の、メールアドレスの一覧がほしいのです。それがあれば、宛先にコピーして貼り付けるだけでいいからです。この「ひと手間」がほしいのです。
そして、背景についての短い説明文といつ自分(部ド)がうかがうか、という晴報を記載した文章を刊け加えます。それも、コピーして貼り刊けるだけでいいようにしておくのです。すると上司は、後はお願いの文章を書くだけで完了するわけです。この「ひと手間」があれば、すぐに対応できることが、それがないことで数日間寝かされるという悲劇を生んでしまうかもしれません。今週中に根回ししたいのに、来週になってしまったのでは意味がないのです。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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引用が長くなってしまったので、本日はここまで。

■■キーメッセージ2

本日も、キーメッセージの引用の続きです。

★P150〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

上司が、部下のフォローをするのは当たり前です。たしかにその通りなのですが、部下のフォローをしてあげた後、きちんとお礼を言える部下と言えない部下がいます。それは、、言えない人に悪気があるということではありません。おそらく、本人の頭の中では、その案件でいっばいなのだと思います。「上司のフォローのおかげで、何とか仕事を進めやすい環境を作ることができた。これから失敗せずに進めることができるだろうか」そんなことで、頭の中はいっばいなのかもしれません。
そこで、ついうっかりお礼を言うことを忘れていた、ということなのでしょう。しかし、このフォロー後の対応はたいへん重要です。これは、仕事の場だけではありません。たとえば、部署を異動したとします。早速、自分のために歓迎会を開いてもらいました。あなたなら、翌朝どのような対応をするでしようか。
まずは朝一番に、部署の責任者、直属の上司、そして幹事を務めてくださった方にお礼の一言をかけるべきです。これが、さり気なくできる人は、私の感覚では、 10 人中 2 、 3 人といったところでしょうか。そんなに難しいことではありませんが、これができる人は仕事もできます。自分と組織の関係がわかっているからです。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

全体の総括的な話は上司が行ない、実務の詳細の話は部下が行なう。実務は部ドのほうがくわしいことが多いし、そのために連れて来られているからです。
しかしそのとき、できる部下ほど陥りがちなのが、「できるだけ、自分が発言したい」と思ってしまうことです。でさるので、自分でやりたくなるのです。そのほうが、話が早い気がします。しかし、それでいいのでしようか?
上司が部下を同席させる、あるいは部下だけに出席させず、上司である自分も同席する。そのような状況では、少なからず上司も発言したいわけです。しかし、細かな話になると不安もあるため、部下を同席させる。しかも優秀な部下を。そのような状況ですから、どこかで上司の発言のシーンを作ってあげなければなりません。
優秀な部下であれば、全体的な話もできると思いますが、そこは一歩、上司に譲るのです。
たとえば、会議ではこのような感じです。

司会者:では、この製品開発の仕組改善についての進捗を、開発部からご報告いただけますでしょうか? 説明は、どなたからされますか?
A部長 :では、担当の B 主任から報告させます。
B主任 :はい。では、ご報告させていただきます。この取り組みについては(中略)ということで、後 1ヶ月ほどで完了する予定です。この先は、それほど大きな問題はないと思っていますが、 A 部長、補足がございましたら、お願いできますでしようか?
A部長 :詳細は、 B 主任がご報告した通りですが、この仕組みを運用するには、関係各部署のみなさんのご協力が必要です。ご理解のうえ、ぜひともよろしくお願いいたします。

この程度でいいのです。この最後の「補足がございましたら、お願いできますでしょうかフ」を、「不足があれば、ぜひ A 部長お願いします」でもいいでしょう。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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★P191〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

しかし、怖い上司の場合、これがなかなか難しいのです。私が管理職だった頃、私もきっとそんな感じで「聞きにくい」空気をつくっていたかもしれません。
部下が聞いたとたん、「何度、言わせるんや」と、今にも怒鳴りそうな顔をしていたこともあるでしょう。そこで、そのような上司に対する魔法の青葉があります。それが、「教えてください!」です。
指示されたことがよくわからなかった。しかし、その場では何となく理解しなければならない雰囲気なので、仕方なく引き下がった。そんな状況はよくあるものです。
そこで、持ち帰って、いったんよく考えたというタイミングで、もう一度上司の元に行くのです。そして、こう言います。「先ほど(あるいは先日)ご指示いただいた件ですが、早速取りかかろうと思ったのですが、ひよっとして、私が誤解しているかもしれないと不安になりました。このまま進めてしまうと、的外れな仕事をして、課長にご迷惑をおかけしてしまいます。お手数をおかけして申し訳ございませんが、もう一度お教えいただけませんでしようか?」こう言われると、かなりの確率で上司は快く教えてくれるはずです。それは、あくまで上司に迷惑をかけたくない、という上司のための確認だからです。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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★P192〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

上司が、部下に何か調べ物を指一軍したとします。一この件、くわしそうな人に聞いて調べておいて」という指示です。このような指示をもらった場合、あなたならどのように動くでしょうか。
この「くわしそうな人」がすぐにわかればいいのですが、わからないケースもあります。たまに見かけるのが、こういうときに「くわしそうな人」候補を数多く選び出して、一斉メールで問いかける方法です。
これは、多くの方に一斉にお願いしているので効率がよさそうに見元ますが、実はそうではありません。このようなメールに返信して教えてくれるのは、よほど親切な人で、多くの場合は無視されることになります。また、上司からすると、「くわしい人」を探し出すこともできないのか、という不安羽料となってしまいます。
まずは、指示を出した上司に、「どなたが一番いいと思われますか?」と聞いてみましょう。ひょっとすると、「そんなことは自分で考えろ」と語われるかもしれませんが、当てずっぽうでメールを送るよりはずっとマシです。もし、上司から適切な情報をいただけなかった場合、自分で考えていろいろと聞いて回る必要がありますが、この「聞いて回る」ということが、上司には好印象を与えます。なぜなら、ここに 2 つの重要な意味合が含まれているからです。ひとつは、すぐに行動することができる、ということです。

新名史典(著) 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
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■参考図書 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方

常に「上司の考え」を予測しながら動く能力、それが「部下力」。
この「部下力」を身につけることで、上司を上手に動かすことができるようになり、あなたの仕事も効率的に回っていく!

上司は、仕事ができる部下が可愛く思えても、可愛いから仕事を任せるわけではない。また、仕事は一人で進めるものではなく、上司の決裁がないと進まないものがたくさんある。
そこで本書は、一所懸命に実務をこなしていても、なかなか上司に認められない、仕事を任せてもらえない、または、仕事がスムーズに進められないという部下が身につけたい「部下力」を丁寧に解説!




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上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
著者 :新名史典

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●本書を引用した記事
 新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる
 人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい
 上司が部下の相談に乗ってくれないのはなぜ?
 海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい
 事前に上司に電話をしてもらう
 人を理解するなら修飾語に注目する
 報告書のコツ:追加資料は生情報へのショートカットにする
 最初が肝心、あとは惰性でもOK!
 部下力のみがき方4:キーメッセージ2
 部下力のみがき方3:キーメッセージ
 部下力のみがき方2:要約
 部下力のみがき方1:部下力のみがき方
 わかってから報告しても手遅れ
 報連相の手段―上司を捕まえる
 報連相の手段―上司を捕まえる
 貢献をしない
 人を動かす:人に好かれる原則5「相手の関心のありかを見ぬいて話題にする」
 上司から歩み寄らないと本当の情報は入ってこない
 その他大勢から抜け出す6つの習慣
 結果の成否を検討せずにコミットメントしてはいけない
 人を動かす:名前を覚える努力をする
 会話の階層構造を理解する
 人を動かす:人に好かれる原則2:聞き手にまわる
 人を動かす:人に嫌われる方法
 目標は自分だけが管理できる
 人を動かす:日光を吸い込みなさい
 上司には上司がいる
 人を動かす:一心に相手の話を聞くことは、相手に対する最大の賛辞である
 人を動かす:人に好かれる原則3「名前は当人にとって最も快い、最も大切な響きをもつものであることを忘れない」
 人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」
 人を動かす:人に好かれる原則2「笑顔で接する」
 人を動かす:幸福は自分の気持ちで決まる
 人を動かす:笑顔で電話しなさい
 人を動かす:あなたの応援がしたい
 人望が集まる人の考え方:相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール
 人を動かす:相手が優位であることを探す
 人と動かす:他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならない
 人を動かす:相手の心のなかに強い欲求を起させること
 人を動かす:心のなかに欲求をおこさせる
 人を動かす:相手の立場から物事を見る
 ドラッカー365の金言:組織の精神はトップから生まれる
 人を動かす:他人の長所を探しなさい2
 人を動かす:人の8つの欲求を満たす
 人を動かす:父は忘れる
 人を動かす:罰則は「前向きさ」を失わせる
 戦略的不機嫌さ
 傍観者の立場で物事を見る
 ものの見方の10パターン08:構造
 ものの見方の10パターン05:本質
 ものの見方の10パターン02:カテゴリ分けをする
 ものの見方の10パターン01:ものの見方の10パターン
 やり直しなしで一発OKをもらう方法
 報告書に必須の4要素:6.文字にして4要素を吟味する
 報告書に必須の4要素:5.「反応」を引き出す
 報告書に必須の4要素:4.「答え」を論理的に推敲する
 多数の雇用形態の仲間を持つときに注意するべきこと
 北風と太陽―意図を隠して行動を促しなさい
 相手に勝たせると味方ができる
 犬が近づいてきたら道を譲りなさい
 影響力をもつと仕事ができるようになる
 長所を挙げてもらうと勝手に説得されてくれる
 目標は部門目標に合わせる
 到達基準点を最高にする
 部門目標と個人目標
 複数の選択肢を得る
 目的を明らかにする

●このテーマの関連図書


部下こそ上司にリーダーシップをとれ

あなたが上司から求められているシンプルな50のこと

顧客に必ず“Yes"と言わせるプレゼン(DOBOOKS)

どんなにバカな上司の下でも成長できる仕事術

出逢う力

「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方



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新しいシステムには一番協力してほしい人の名前を入れる

なにか新しいことがやりたい時に、ひとりでは出来ないので、協力者がほしいですね。そういう時に、協力者を巻き込んでしまう秘策があります。アンドルー・カーネギーの成功の秘訣は何か?カーネギーは鉄鋼王と呼ばれているが、本人は製鋼のことなどほとんど知らなかった。鉄鋼王よりもはるかによく鉄鋼のことを知っている数百名の人を使っていたのだ。しかし、彼は人のあつかい方を知っていたそれが、彼を富豪..

人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい

部下や後輩が話しかけてきた時に何かをしていると、ついそれをやりながら、「ん。了解。」とやってしまうことがあります。あるいは、会議の時に、発言者の方を見ずにひたすら PC に何かを打ち込んでいるとか。これが "いかん" とはわかっているつもりなのですけどね。「あなたを愛しています」のメッセージ人の話をよく聞くことは、ビジネスの世界だけでなく、家庭生活でも同じようにたいせつだ。ニュ..

上司が部下の相談に乗ってくれないのはなぜ?

部下が困っていることに対しては、アドバイスしたり解決の手助けをしてあげるのが上司の仕事のひとつです。ただ、実際には「相談に乗ってくれない」「ありきたりな指示しかされない」「余計な仕事が増える」など、否定的な経験のほうがおおいのではないでしょうか。なぜ上司は部下の困り事に親身になってくれないのか私は 28 歳のとき、新規事業部門の部長職を拝命しました。全国に、30 名以上の部下がいま..

海外出張に行くときは、その国の言葉で挨拶をしなさい

ウチの会社は、海外に子会社がいくつかあります。というか社員数は海外のほうが圧倒的に多い。このため、仕事上、海外出張も少なくありません。その国の言葉で話したい同じ部門でも異なる部門でも、初めてその国に出張に行ってきた人に話を聞くと・中国語を覚えたい・英語を覚えたい・タガログ語で挨拶したい・スペイン語が読めるようになりたい・ハングル語が読みたいたいていこう思って、いままで見向きもしなかった、会社の言語教育コースをとったり..

事前に上司に電話をしてもらう

他の部署の自分より職位が上の人、というのは結構説得が厄介です。当然、職位が上という意識の違いもあるのですが、説得する相手にとっては、自分の判断は自分の部下に影響をおよぼすため、「仕事が増える」「手間が増える」というような部下の負担が増加するようなことや、自分にリスクがあるようなことというのは、受け入れにくいからです。一方で説得する自分からすると、自分の部下には影響がないので、わりと軽い気持ちで話ができます。もちろん、そのプロジェ..

人を理解するなら修飾語に注目する

交渉術や説得術でよく、「その人が望んでいることを理解して発言する」みたいな事をよく言われます。シゴトコンパス〜サラリーマンの仕事の羅針盤でも『人を動かす』から引用してそんなことをご紹介しました。人を動かす:人の8つの欲求を満たす魚はミミズで釣りなさい人を動かす:人に動いて欲しければその人の問題を扱いなさい人を動かす:チャールズ・シュワップの給料を決めたたったひとつの技術人を動かす:心のなかに欲求をおこさせるでは、どうす..

報告書のコツ:追加資料は生情報へのショートカットにする

報告資料やプレゼン資料を作るときに、「非表示スライド」や「別添資料」を作った経験は、おそらく誰にでもあるかと思います。しかし、こういった資料って、まず日の目を見ることはないですね。作る労力は表示する資料と同じだけかかっているのに、誰にも見てもらえない資料。可哀想に…。上司が何を聴きたいかを推測するプレゼンであれば、意思決定者やプレゼンの出席者、報告書であれば上司、提出先によって、いろいろな質問が飛んで来..

最初が肝心、あとは惰性でもOK!

『部下力の磨き方』という本に書いてあったエピソードが非常に面白かったのでご紹介します。私がまだ 5 歳だった頃、父の仕事の関係で 1 年問、アメリカのボストンに住んでいたことがあります。父は大学の研究者だったため、現地の大学に観究生として留学していたのです c その際、父は最初の数ケ月は、土日の休みも取りずにがむしゃらに働いたそうです。せ..

部下力のみがき方4:キーメッセージ2

結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。図書名称:上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方著者:新名史典いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。私のブログでも時々引用させて頂いています。とくにポイントだと思うのは上司が仕事のボトルネックという点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。..

部下力のみがき方3:キーメッセージ

結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。図書名称:上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方著者:新名史典いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。私のブログでも時々引用させて頂いています。とくにポイントだと思うのは上司が仕事のボトルネックという点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。..

部下力のみがき方2:要約

結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。図書名称:上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方著者:新名史典いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。私のブログでも時々引用させて頂いています。とくにポイントだと思うのは上司が仕事のボトルネックという点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。..


結構久しぶりですが、ビジネス書をご紹介します。

 図書名称:  上司を上手に使って仕事を効率化する『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
 著者  :  新名史典

いかにもサラリーマンに向けの本なので、読んだことがある方も見えるかも。

私のブログでも時々引用させて頂いています。

とくにポイントだと思うのは

 上司が仕事のボトルネック

という点。仕事の効率を挙げるためには、上司をうまく巻き込んで行くことが重要。その点を「上司を上手に使う」と著者は表現しています。

要約を作りましたので、何回かに分けてご紹介したいと思います。
第1回は、目次の紹介。


■目次


◆1章 なぜ、あなたの仕事は効率が悪いのか?


 1 上司の決裁がなかなか取れないのはなぜ?
 2 やり直し・出直しでサービス残業
 3 私が言っても信用してもらえないのは、なぜ?
 4 報告していたはずが「聞いてない!」
 5 資料をたくさん用意すれば、見てもらえるか?
 6 上司を連れて行かないと動いてくれない他部署
 7 自分一人だけで完結する仕事などほとんどない

◆2章 上司を動かせないと仕事の効率は上がらない


1 上司を動かしている人は何をしているのか?
2 他部署は部署としての判断を求めてくる
3 お客様も会社としての判断を前提としている
4 「上司がいない」という理由で止まる仕事
5 会話するのが嫌だからといって、メールに逃げていないか?
6 上司が動かせない人は後輩も動かせない
7 影響力のない人は組織の中では無意味

◆3章 上司を動かすことで、あなたの仕事はこんなに改善される


1 決済が早ければ、それだけ実行も早くなる!
2 やり直し不要の1発OK
3 信用を得ることができれば、何を言ってもだいたい通る
4 説明上手は資料要らず
5 「聞いてない」はずでも「聞いていたかな?」に!
6 任されている立場だと他部署も納得する
7 上司から任される仕事と上司に任せる仕事

◆4章 上司の苦悩は意外なほど知られていない


1 上司は、自分のチームを守りたい
2 上司にも上司がいる
3 「部下のクレーム」は上司のところに来る
4 なぜ「悪い報告」を早く知りたいのか?
5 最新情報を上司は意外と知らない
6 現場が遠くなるから、小さな情報にも影響を受ける
7 キャパは広くてもシェアは小さい

◆5章 「上司の目線」を身につけよう


1 見る景色を変えてみよう
2 判断の違いを検証していた新入社員時代
3 常に「自分ならどうするか?」を考える
4 意見を言う人は多いが、結果までは追いかけない
5 成功要因と失敗要因を記録する
6 「上司の孤独」を知った瞬間

◆6章 上司の「気持ち」を予測して先回りしよう


1 上司が、次にどう行動するかを予測しよう
2 上司に情報を提供しよう
3 上司は何を抱えているのか?(優先順位を知る)
4 部下の、ちょっとした「ひと手間」がありがたい
5 ひと手間を加えよう〉 〉 〉[メール編]
6 ひと手間を加えよう〉 〉 〉[報告編]
7 ひと手間を加えよ〉 〉 〉[相談編]
8 上司が何に期待して仕事を振ってくるかを考える

◆7章 上司のモチベーションは部下が上げる!


1 上司にとって、部下の喜ぶ顔ほど嬉しいものはない
2 上司に「ありがとうございます」を伝えているか
3 お願いする前には「共感」
4 上司にも“苦手な部下“がいる
5 会議でコメントを振られたら、あえて上司の分を残す
6 上司との名コンビぶりは、上司の価値を上げる

◆8章 上司の力を借りることはいかに大切か


1 仕事の成果は「質×影響力」
2 年上部下との消耗戦から気づいたこと
3 立場と経験は別物
4 何を知っているかから、誰を知っているかへ
5 「教えてください!」は最高の殺し文句
6 「聞いて回れる」部下は信頼できる
7 「上司」は、決して「直属」だけではない

◆9章 上司は「使える」部下を求めている


1 上司は、「孤独」だからこそ誰かに相談したい
2 意見のない「糠に釘」部下は相談相手にならない
3 まずは受け入れて共感しよう
4 自分の持っている情報を提供する
5 意見を求めてくれたことに感謝する
6 上司は「使える」部下を求めている
7 「可愛がっている」ように見えるのは周りからの偏見

■上司の意識と部下の意識


著者は、部下から会社でTOPの上司(つまり社長)にまでなった方なので、上司としての意識を強く持っておられるようですが、部下としての経験からも、上司を使いまわして欲しいということを強く訴えられています。

上司・部下の関係だけでなく、同僚、先輩後輩関係においても、結局は「自分が何を求められていて、自分が何を求めているか」を知ること。とくに「自分に求められていること」というのは、自分の頭のなかにないので、その人の立場に立ってみないとわからないものです。そういう意味で、上司を経験した人が、「上司が部下に求めていること」というのは一見の価値があります。
もちろん、いろんな会社やいろんな環境、いろんな考えの人がいますので、それがすべて当てはまるわけではありませんが、概論としては「そういうものの見方をされている」というのはひとつ頭において、「この人の性格なら…」と考えてみると、上司のとった行動の意味が多少は違って見えるものかもしれません。



■参考図書 『上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方



常に「上司の考え」を予測しながら動く能力、それが「部下力」。
この「部下力」を身につけることで、上司を上手に動かすことができるようになり、あなたの仕事も効率的に回っていく!

上司は、仕事ができる部下が可愛く思えても、可愛いから仕事を任せるわけではない。また、仕事は一人で進めるものではなく、上司の決裁がないと進まないものがたくさんある。
そこで本書は、一所懸命に実務をこなしていても、なかなか上司に認められない、仕事を任せてもらえない、または、仕事がスムーズに進められないという部下が身につけたい「部下力」を丁寧に解説!


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 部下力のみがき方3:キーメッセージ
 部下力のみがき方2:要約
 部下力のみがき方1:部下力のみがき方
 報連相の手段―上司を捕まえる
 報連相の手段―上司を捕まえる
 目次
 人を動かす:人に嫌われる方法
 目標は自分だけが管理できる
 人を動かす:日光を吸い込みなさい
 上司には上司がいる
 人を動かす:一心に相手の話を聞くことは、相手に対する最大の賛辞である
 人を動かす:人に好かれる原則3「名前は当人にとって最も快い、最も大切な響きをもつものであることを忘れない」
 人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」人を動かす:人に好かれる原則1「誠実な関心をよせる」
 人を動かす:人に好かれる原則2「笑顔で接する」
 人を動かす:幸福は自分の気持ちで決まる
 人を動かす:笑顔で電話しなさい
 人を動かす:あなたの応援がしたい
 人望が集まる人の考え方:相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール
 人を動かす:相手が優位であることを探す
 人と動かす:他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならない
 人を動かす:相手の心のなかに強い欲求を起させること
 人を動かす:心のなかに欲求をおこさせる
 人を動かす:相手の立場から物事を見る
 ドラッカー365の金言:組織の精神はトップから生まれる
 人を動かす:人の8つの欲求を満たす
 人を動かす:罰則は「前向きさ」を失わせる
 やり直しなしで一発OKをもらう方法
 犬が近づいてきたら道を譲りなさい
 影響力をもつと仕事ができるようになる





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上司を上手に使って仕事を効率化する「部下力」のみがき方
著者 :新名史典

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