音楽と仕事の日々

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Tag:判断



「黄昏効果」ってご存じですか?

用法の元としては心理学分野の言葉ですが、最近は論理学や議論方法、説得術などでもよく見かけます。

簡単に説明したWebを見つけました。
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大事なことは3秒で決める!
ファミレスのメニューは3秒で決めろ!
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リーダの条件として、自分が最も大切だと思っているのは「リーダーシップ」ではなく、「決断」だと思っています。もちろん同格の人たちと何らかのプロジェクトをする上で、自分の思い通りに進めていくためには、リーダーシップは必要です。ただ、リーダたる必要条件ではあっても、充分条件ではないという気がします。

以前にも書きましたが、次期リーダとして課長候補の面接をするのですが、

 ・課題認識
 ・課題解決
 ・マネージメント意識
 ・リーダシップ

といった評価項目があるのですが、これらはある程度話し方でごまかしが利きます。事前に上司と打ち合わせをして、「面接ではこんなふうに過去の実績を話そう」というのを決めてくるので、いかにも自分が課題を発見して、その対策としてメンバーを引っ張ってきたかのように話すことは、ちょっと話のうまい人ならなんとでもできます。
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投資には2つのやり方があります。

今回は「自己投資」を例にとってご説明しますが、これは事業への投資でも同じです。 続きを読む


何かのプロジェクトを始めたのだけど、なかなかうまく行かない。思うように進まない。
といって、今更辞めることになれば、今までやってきてことが無駄になるので辞めるわけにもいけない。

予定はズルズル遅れていて、計画見直しが続き、メンバーからは「結局、これって何がしたいんだっけ?」と聞かれる始末。

いろいろな問題を解決するために、手を打ってはいるが、逆に対策することが目的になってしまっていて、本来欲しかった成果に向かって進んでいないような気がする。いくらやっても、ゴールとの距離は開きも狭まりもしない。

■ゴールに向かっているか

いきなり、嫌な展開ですが、こういうことってままありますよね。
どうしても気になるのが、

 「ここまでやったのだから」

といういわゆる「サンクコスト」。
企業全体としても、ある事業に参入したはいいけど一向に目が出ないけど、その事業を整理することもせずに、ズルズル続けていて本業も傾いてしまうなどという事例が報道されることがありますが、個人でも同じような状態になることが結構あります。

私もいつもプロジェクトを5つ〜8つくらい抱えていて、それが自分発案であることも少なくありません。その中には、まったく目が出る気配がない物もあります。

その時に、きちんとゴールに向かって進めているかを測定する手段がないと、どうしても「サンクコスト」に目が行ってしまい、他になにかやれる方策はないかを考え続けている状態になってしまいます。

必要なのは測定手段を用意して、プロジェクトの進捗具合を測定することだとはわかるのですが、実際に測定するという方法は、案外難しいものです。

■マイルストーン

そこでよく使われる手段が、「マイルストーン」。

つまり、プロジェクト全体をいくつかの塊に分解し、その塊ごとに小ゴールを決め、その小ゴールが達成できているかを確認する方法です。

ただ、これも、マイルストーンが達成できていないと、結局、マイルストーンを先延ばしにするだけで、時間稼ぎにしかならないことがあります。


■トリガポイント

そこで私が決めているのが、「トリガポイント」。

例えば、

 ・もともと決めていたマイルストーンに対して、1週間延ばしても達成できそうもないときには、プロジェクトを中止する。
 ・×月×日までに、○○ができていないときには、プロジェクトを終了(ギブアップ)させる。

のような?對基準を設けてます。

その代わり、このトリガポイントは、「最低限ここまではできていたい」という本当に最低レベルの線。

これは絶対にずらしません。カレンダーに書きこんでおきます。
この日に、「○○ができていなければ、プロジェクト中止」と書いておきます。

そうすると、その時期が近づいてくると、なんとかその状態を達成しようとして必死になります。
もし、必死にやっても達成できなかった時には、

 ・自分にそれをやり切る才能(力)がない
 ・いまはそれをやる環境にない

のいずれかなので、

 プロジェクト強制終了

をさせます。そのプロジェクトは、

 ・また次に○○の状態になったら再開するかを決めて、それをノートに書き出して、×月×日にもう一度この再開条件が成立しているかどうかを判断する
 ・もう2度と手を出さない

のいずれかを選択します。

大切なのは、「×月×日に決める」と決めたら、絶対に変えないこと。


サンクコストは考慮しない判断条件を決めて、「これをやり続けることで本来の目標の結果が出せない」という冷静な判断ができるようにしておくことで、無駄な仕事をしなくて済むようになります。

仕事(プロジェクト)は、それがうまく行ったら期待通りの成果が出せるのは確かかもしれませんが、うまく行かなかったらただの無駄な時間浪費です。だから、絶対に動かせない(恣意的に判断しない)条件を最初に決めておくことで、冷静・論理的な判断ができるようになります。

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リーダの条件として、自分が最も大切だと思っているのは「リーダーシップ」ではなく、「決断」だと思っています。もちろん同格の人たちと何らかのプロジェクトをする上で、自分の思い通りに進めていくためには、リーダーシップは必要です。ただ、リーダたる必要条件ではあっても、充分条件ではないという気がします。

以前にも書きましたが、次期リーダとして課長候補の面接をするのですが、

 ・課題認識
 ・課題解決
 ・マネージメント意識
 ・リーダシップ

といった評価項目があるのですが、これらはある程度話し方でごまかしが利きます。事前に上司と打ち合わせをして、「面接ではこんなふうに過去の実績を話そう」というのを決めてくるので、いかにも自分が課題を発見して、その対策としてメンバーを引っ張ってきたかのように話すことは、ちょっと話のうまい人ならなんとでもできます。

しかしながら、ごまかしようがないのが「決断力」。

■判断と決断


よく間違われるのですが、「判断」と「決断」は全く別物です。
これを混同している人が結構いるのが、時々気になります。

「判断」というのは、非常十分な情報を集め、その情報に基づいて論理的に「選択する」ことです。

一方、「決断」というのは、情報が不十分だけど、自分の望む未来を得るために、何かを選択すること。逆に言えば、それ以外のものは「選択しない」こと。

つまり、「判断」は100人の人が考えても、全員が同じ答えに行き着きますが、「決断」は100人いれば100通りの選択がなされるということです。

■リーダの絶対条件


リーダとして行動するためには、この「決断」が絶対条件。
いろんな選択肢がある中で、「オレがこれに決めたんだから、それにしたがってやってもらう。もしうまく行かなければ、それはオレの責任」といえることです。その時に使うのがリーダーシップ。最初に「決断」があるのです。

面接などで、「なぜ、それをやろうと思いましたか?」「それいがの方法はなぜ選択しませんでしたか?」とよく聞きます。このときに、いろいろな条件を示して、「これしか選択肢がなかった」「これがベストの選択肢だった」というふうに話す人より、「色々選択肢はあるものの、将来きっと役に立つと思って」みたいに、自分の意志が優先されている人がいれば、私は後者の人に高い点をつけます。

しっかりした情報がありさえすれば、別にその人でなくとも同じ答えが出せたはず。
世の中、完璧な判断情報などというものはそうそうないのだから、不十分な情報を元に「判断」する人は、いつか大間違いをします。自分の持っている情報だけで「判断しようとする」から。その情報に偏りがあればアウトです。
「決断」している人は、もちろん情報を集めますが、自分の意志を明確に持っているので、たとえ間違いであったとしても、そこから何かを学びますし、結論を出すのも早い。そのため、次の行動に移るまでの時間も短いんですね。

■「決断」には正解がない


ちょっといい方を変えると、リーダとして、進むべき方向を決めるのが「決断」です。過去の延長線上の次の位置にあるものを探すのが「判断」。なので、「判断」には間違いがありますが、「決断」には間違いはありません。

ただし、それによって不利益を被ることもあるでしょうし、反対されることもあるでしょう。

それでも、「自分の責任において決断した」と宣言出来れば、リーダとしては合格だと思います。

■決断までの時間


だから、すでにリーダである人、またはこれからリーダになろうとする人には、是非

 自分が「決断」する

ということを意識し、拙速を心がけて欲しいと思います。

ここでいう決断は、「右へ行くか、左へ行くか」を決めることだけではなく、「今はきめない」という事を選択することも決断の一つです。

そして決断したら、すぐにそれによるアクションを決めること。
「決断を延ばす」事によって、アクションが起きないのであれば、自分以外に自分の決断の選択肢を狭くさせられますので。そうなってからでは手遅れ。

素早いアクションが、自分の次の選択肢を広げ、それによって、より自由な判断ができるようになります。
自分の意志で「決断」していると、自然と部門やプロジェクトチームでの影響力が高くなります。

だって、みんなで課題を話し合うにしても、最初に「こうしましょう」といった人の意見から議論が始まりますよね。最終的に、それが否定されるにしろ、受け入れられるにしろ、その意見が基本になる事になるので、参加者は、あなたの意見に影響されて物事を見るようになるからです。

ただし、「こうしましょう」というだけではダメで、「こういうビジョンがあって、それに向かっていくためには、こうするのがいいと思うから」というふうに説得力は持たせないといけません。「KKDですが、こうしましょう」といってもなかなか受け入れてもらいにくいですので。


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