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本題は、部長としての自分と次のステップへの言行録作りである。
仕事をしていて他の部長の発言や行動が気になったら、自分ならこうするということを書き記す。経営者に対しても同様であり、特に自分と違った観点からの発言は残しておきたい。
本や雑誌で気になった言葉や考え方を記録する。私の場合は宣伝コピーももちろん含む。

川崎和則(著) 『部長のルール
――――――――――――――――――――――――――――★


この本にあるように、自分より上位者(殆どの場合は上司かプロジェクトリーダーでしょうけど)から「××をするように」と指示された時、大体の場合は背景や理由を説明されますよね。
あなたはその方策が妥当だと思いますか? 他に案は無いでしょうか?

■考えるトレーニングをする


おそらく、ある課題があって、それに対してどのような対応をすればいいのかの方策は、詳細まで見ていくと、一人で考えても10種類くらいありそうですので、100人いれば1000通りの答えがあって当然です。

「このやり方しかない」などというのは、思考停止に陥っている証明です。

だから、別のやり方を考えましょう。

 「その方法じゃなくて、もっと効率的な方法がある!」

と考えればいいです。そして、それをノートに記入しておきます。

■自分ならこうするノート



私は以下のフォーマットを使ってノートに書いてます。

★――――――――――――――――――――――――――
 ■××さん
  ●背景
  ●課題
  ●対策
 ■自分ならこうする
  ●説明のなかった追加項目
  ●対策1
  ●対策2
  ●対策3
――――――――――――――――――――――――――★


ということで、このノートを

 自分ならこうするノート

と命名してます(そのまんま…(^^;;)。

■まずは相手の言ったことを正確に記録する


最初の
 ■××さん
の部分は、相手(上司)の言ったことを、正確に記録します。
「正確に」というのは、一言一句ということではないですが、「使った単語はそのまま」が必要です。

例えば、「お客様からの質問が多い」と言われた時に、「クレーム多数」と言い換えないことです。

言葉が違う(質問→クレーム)のは、そこで表している意味やニュアンスが違うからです。それを勝手に置き換えてしまうのが、誤解のもとです。
同じ言葉ですら、人によって受け取り方が違うのに、別の言葉を使ってしまっては、相手の言っていることは曲解してしまう元です。

これを読み返して、「こういうことでよかったですね」と確認しましょう。
ま、毎回やると「面倒くさいやつ」と思われるので、「これはポイント!」と思った時だけ。

■「自分ならこうする」


その課題に対して、相手の言った対策は一旦横においておいて、相手が言わなかったことで、自分が知っている事実や推定を(なるべく)箇条書きで書き出していきます。
その時に、自分なりの仮説を立てられるといいでしょう。

そして、その仮説や事実・推定などに基づいて、自分なりの解決策を考えましょう。私は最低でも3つの対策をノルマにしてます。

■選択する


これで4つ以上の対策がでましたね。

ここからは「インバスケット試験」と同じ要領です。

どの対策が最も適切かを選択しましょう。選択したら、ノートに赤字で◎を書いて、その理由を書いておきます。

もし、××さんの指示が最適ではないと思えたら、その指示が最適でないとおもえる理由も書いておいてください。
さらに、それがどうしても課題の解決にならないと思える時には、××さん(上司)に、「自分はこう考えるのですが問題がありますか?」と聞きに行きます。

もし、どの方法でもゴールには行き着く(解決する)と思えるなら、何も言わずに言われたことを淡々とやりましょう。
ここで何か意見をすると、「いちいち逆らうやつ…」と思われますので、黙って・静かに…

■結果を考える


で、その結果をチェックしてみてください。
想定通りになりましたか?

もし想定通り課題が解決すれば、他の対策でも同じ結果が出せたのかどうかをもう一度冷静に振り返ってみてください。

ただ、長期的な課題は経過において軌道修正ができるので、完全にダメになることはないので、「できなかった」はほとんどありません。だから、結果を評価することも余り意味が無いですが、短期的な問題は対策の妥当性が評価しやすいです。
ノートも書いたものがなくなっているだろうし、書いた事自体を忘れている場合もあるので、長期的な課題については「自分ならこうするノート」の結果の振返りは必要ありません。「できない」といったほうがいいかも。私は、大体1週間位のスパンの仕事の指示は「1週間に1回は『自分ならこうするノート』を作る」ようにしてます。

■成長の原動力


自分の職位をあげようと思ったら、自分より上の職位の人がやっていることをマネてみることです。

ただ単純に行動をまねるのではなく、その人が
 ・どういうプロセスで考えて
 ・どういう行動をして
 ・どういう結果になったか
を検証してみることです。そうすれば、あなたは上の職位での思考力を修得できます。


■参考図書 『部長のルール



部長の使命は即決すること。管理ではなく創造しよう。しなやかに戦う上司になれ。現場の醍醐味、采配の妙味。


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著者 :川崎和則

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