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以前の記事で何度か上司への報告の仕方は、途中状態で報告して軌道修正をしながら作成したほうがいいというような記事を書きました。

 報連相のタイミング

しかし、途中経過の報告で、上司どのような指摘を受けるかが、実際上司によって違います。

上司の視点は大きく2つあります。

 ・目標(報告の全体イメージ)に合致しているか
 ・書いてほしいと思っている項目が盛り込まれているか

の2パターン。

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 「部下のマネジメントはどうしても嫌だ」
 「自分にマネジメントの仕事は向いてない」

中間管理職に昇進したばかりの人や昇進する直前の人からこういう訴えを聞くことがあります。
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以前の記事で何度か上司への報告の仕方は、途中状態で報告して軌道修正をしながら作成したほうがいいというような記事を書きました。

 報連相のタイミング

しかし、途中経過の報告で、上司どのような指摘を受けるかが、実際上司によって違います。

上司の視点は大きく2つあります。

 ・目標(報告の全体イメージ)に合致しているか
 ・書いてほしいと思っている項目が盛り込まれているか

の2パターン。

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 「部下のマネジメントはどうしても嫌だ」
 「自分にマネジメントの仕事は向いてない」

中間管理職に昇進したばかりの人や昇進する直前の人からこういう訴えを聞くことがあります。

実際、会社では

 管理職=部下のマネジメントをする人

というのがあたり前で、「マネジメントができない/やりたくない」というのはその時点で、管理職にはならないという意味です。
会社のヒエラルキーとしては、一般職は管理職よりも下で、役員や上級管理職にとってみれば、「ステップアップさせてやろう」という気持ちでいたのに、「いや」と言われては失望してしまうわけですね。

なので、原則的には、「管理職にならないか」と言われたら、二つ返事で「よろしくお願いします」というのがいいとは思いますが、本当に嫌なら仕方がありません。

■中学校にもどれ

管理職に引き上げるのは、その人が優秀で、手足を増やしてやることによってより大きな成果を出してほしいと思っているからであって、それを「できない」と言われると「じゃあ一般職にもどれ」ということになります。

ちょっと例えとしてはあまりいいものではないと思いますが、高校にはいったら「勉強についていけない」というので、「じゃかもう一度中学の勉強をやり直せ」と言われるようなものです。言った方も言われた方も結構ショックですよね。

■プロフェッショナルコース

こういう問題を避けるために、「プロフェッショナルコース」という職位を設けている会社があります。
管理職ではないが、一般職でもない。その道のプロとして生涯務めるキャリアです。

もし、あなたが自分が管理職には向かないのではないかと心配なら、自分の会社に(あるいは転職しようとする会社に)こういう昇進ルートがあるかどうかを確認しておくべきだと思います。


たとえば、自動車販売の場合、トップセールスマンが営業所長に昇進したけれども、部下を指導するのは苦手だと気づいた。それなら、部下を指導しなくてもいいから、自分で売ることに専念する。これまで年間100 台売っていたなら、今後は200台、300台を目指すというコースです。そんなブロフエッショナルコースが会社に用意されていれば、引き上げる方も引き上げられる方も失望をしなくて済みます。

プロフェッショナルコースがあるかどうかは、入社予定の会社であればホームページの会社案内を調べてみるといいでしょう。
現在の会社であれば、人事案内などで公知にされているはずですので、しっかり調べましょう。

ただし、そのコースがあっても有名無実という場合もありますので要注意。
もし就職・転職するなら、「そのコースではどのくらいの人が働いて見えますか」と実例・実数を聞きましょう。
すでに就職しているなら、実際にそういう人に直接あってみたり、その人の周囲の人に話を聞いてみて、「働きやすいのか」「なにか問題はないか」など調べてみましょう。

■早めに決断を

こういうのはその人のキャリアとして重要なポイントに成りますので、早めに決断しておいたほうがいいです。
一旦管理職になってから、「やっぱりできない」というのは最悪です。自分にとってもあなたの上司や経営者にとっても感情的なしこりを残すことになります。

ただし、自分の感覚として、食わず嫌いな人が少なくありません。
「食わず嫌い」なので、管理職になってもマネジメント能力を磨こうともしないし、やらない言い訳にしているとしか思えない時があります。
そうなれば、窓際に放り出されることになりますので、やっぱり

 やると決めたらとことんやる

という決断は必要だと思います。


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