Tag:ロジックツリー
記憶術:ネットワークを作る
何かを記憶したいと思うと、ひとつよりも複数のほうが記憶に残りやすいという特性があるそうです。
★P69〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●知識のネットワークを作る
チャンク化を行なうというのは、頭の中でネットワークを作り上げるのと似ています。
バラバラの情報を、クモの巣のように、お互いに結びつけていくのです。
たとえば、「イチゴ、リンゴ、マンゴー」を覚えろと言われたら、"果物の名前" だなと関連づければ、すぐに覚えられます。
「ニトログリセリン、ニフェジピン、キニジン」という薬の名前を覚えるときにも、これだけでは、すぐに覚えられません。しかし、これらがすべて "心臓に効く薬" という共通要素があるのを知れば、知識のネットワークとして理解することができるでしょう。
ネットワークがなされていれば、「ニトログリセリン」という言葉を聞いただけで、心臓に効く薬だなと洞察でき、「ニフェジピン」とか「キニジン」もそれらと同じだと芋ずる式に連想することができるのです。
せっかく記憶をしてもすぐに頭から抜け落ちてしまうのは、知識のネットワーク化がきちんとなされていないのだと思ってください。
私たちの記憶は、個別の貯蔵庫が集まったものというよりは、非常に立体的な網目のようにできています。
知識のネットワークがなされていないと、いざというときに頭から取り出すことができません。
サッカーやバスケットの試合では、パスがつながらないとシュートが決まらないのと同じく、知識のネットワークが途切れていると、せっかくの知識を頭から引っ張り上げることができないのです。
記憶がへタな人は、知識のネットワークを作るのがへタなのだといえます。
そういう人は、紙の上に、覚えたことの「ネットワーク」を書き出してみることをお勧めします。
もし、ネットワークとして書き出せないのであれば、完全に記憶していないことがチェックできるのです。
トニー・ブザン著の『頭がよくなる本』の中には、優秀な小学生の女の子が描いたという、純粋数学についての地図が載せられています。
このように知識をネットワークすることが、本物の記憶なのです。
このような地図を、みなさん自身でも作ってみてください。関連性の強いものからどんどん線で結んでいくだけですから、簡単にできるでしょう。
B4 や A3 の大きな紙を使ってネットワークを地図化していけば、たくさんの情報をいっペんに記憶できるはずです。
伊藤真(著) 『記憶する技術』
―――――――――――――――――――――★
■ネットワークの地図化
本書では「ネットワークの地図化」と書いてありますが、作り方はそれほど難しいものではありません。いわゆる
ツリーチャート(ロジックツリー)
マインドマップ
などと言われるものです。マインドマップは本書でも紹介されているトニー・プザンが開発した方法で、その後世界中に広まりました。
マインドマップは、アイディアを出すためのツールですが、出たひとつひとつのアイディアを整理するためにも使えます。
日本式で言えば、KJ法があります。これは記憶術というより整理術、アイディア抽出法に分類されるものですが、これも複数のものをグルーピングして整理する方法です(KJ法の機能の一部です)。
いずれも、複数のキーワードを紙の上で二次元的に整理する方法で、それが図や絵になっているので、記憶がしやすくなります。
■知識のネットワーク化
ただ、私のイメージする知識というのは二次元ではなく、もっと高次元のものです。※これは残念ながら図にできません。
たとえば、本書にある「ニトログリセリン」というのは、「心臓の治療薬」というグループにもつながっていますし、C3H5(ONO2)3 みたいな示性式にもつながっています。また有機化合物というグループにもいますし、ダイナマイトの原料というグループにもつながっています。
ニトログリセリンという記憶から、多次元の蜘蛛の巣みたいにいろんなものの記憶とつながっているわけですね。
記憶の地図、マインドマップみたいなものは、これをある方向から切った切り口の絵なわけです。
記憶されたことを引き出すには、外部からの刺激がトリガとなって、この記憶の蜘蛛の巣の線を辿って、芋づる式に引き出していくらしいです。
ですので、そこから出る線、入る線がないという孤立したものは、仮に脳内にあったとしても、そこにたどり着く方法がありませんから、引き出せないわけです。
ですので、複数のことと関連付けて記憶してやると、それが記憶できるし、特定の刺激入力から糸を手繰って引き出すことができるということです。なるべく多くの記憶の糸を張り巡らせるという作業が、この記憶の地図です。
マインドマップはぜひオススメしたい手法のひとつです。
■参考図書 『記憶する技術』
記憶力は、一生、鍛えることができる。司法試験界の「カリスマ塾長」として知られる、「伊藤塾」塾長の伊藤真氏は、こう断言する。
日本で最難関の試験といわれる司法試験に合格するためには、膨大な量の事柄を覚え、それを使いこなすことができなければならない。
60歳を過ぎてから勉強を始めて、合格する人もいる。
その人たちは特別なのかといえば、そんなことはない。
「記憶する技術」をもっているかどうかである。
それはたとえば、記憶を効果的に定着させたり呼び覚ましたりするためのコツや、記憶する対象に関心をもつといった意識のことである。
本書では、これまで多くの塾生を指導してきた中で、また著者自身が実践してきた、「記憶」を自由自在にコントロールする方法を伝授する。
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記憶する技術 著者 :伊藤真 | 記憶する技術 検索 :最安値検索 | 記憶する技術 検索 :商品検索する |
●関連 Web
記憶力を養えばストレスフリーな生活が!伊藤真『記憶する技術』
『記憶する技術』天狼院書店
●本書を引用した記事
記憶術:意味付けをする
オフラインモードで内面刺激を受ける
記憶術:ガムを噛むと記憶力がよくなる
リンクリストを活用する
記憶術:バロック音楽をBGMにする
記憶術:ネットワークを作る
記憶術:イメージ記憶法で絵にする
記憶する技術:呼吸法を取り入れる
索引チェックリスト
記憶術:利き手を使わずに書く
記憶術:ブツブツ言う
読書の作業ステップ
記憶力を高める
PREP読書術
「覚えられない」は本当は必要としていない
●このテーマの関連図書
続ける力―仕事・勉強で成功する王道(幻冬舎新書)
伊藤塾式人生を変える勉強法(日経ビジネス人文庫)
夢をかなえる勉強法(サンマーク文庫い1-1)
夢をかなえる勉強法
勉強法の王道
(文庫)成し遂げる人の「一点集中力」(サンマーク文庫)
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私がよく使うモノゴトを考える上でのツールは3つあります。
・ロジカルシンキング
・システムシンキング
・TOC 思考プロセス
他にも考えるためのツールはいろいろありますが、ツールとして体系化されているのは TOC 思考プロセスだと思っています。
一方で、ロジカルシンキングやシステムシンキングは、とても簡単なやり方さえ覚えてしまえば、すぐに使い始められます。もちろん、それぞれには細かなコツや適用方法があって、実際に使ってみて、うまく適応できなかったところをもう一度学び直して…、と繰り返し勉強しないといけないのですが、基本的には使うツールはひとつだけ。
■ロジックツリー
ロジカルシンキングで登場するツールは、このロジックツリーを使えれば、ロジカルシンキングは実用可能なレベルになったといえると思います。MECEや三段論法、SoWhat-WhySo、ピラミッドストラクチャなど、学ばないといけないことはいろいろありますが、基本はロジックツリーです。
■システム図(因果ループ図)
ロジカルシンキングにおけるロジックツリーと同じような対極にあるのが、システムシンキングにおけるシステム図(因果ループ図と呼ぶそうです)です。例はシステムシンキング - HUMAN VALUEあたりが参考になるかと。
■ロジカルシンキングとシステムシンキングの違い
私のイメージするこの2つの考え方の違いをもっともよく説明しているのがこちら。★〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●システム・シンキングと口ジックツリーの違い
システム・シンキングとロジックツリーの違いについて説明する時、筆者は「着眼大局、着手小局」という言葉を使うことにしている。
それは木来、将棋の世界でプロの棋十が使う言葉だそうである。
「着眼大局]とは、「物事を夫局的に眺めること」である。
「着手小局」とは、[(大局的に眺めたあと)小局(重要課題)に着手すること」である。
システム・シンキングとロジソクツリーをビジネスで活用する場合、システム・シンキングは「着眼大局」の手法であり、口ジックツリーは「着手小局」のッールなのである。
あらゆる業務において、全休像を把握した上で、課題を発見し、解決策を考え、実行するのだ。
「着手小局」の「小局」とは、システム・シンキングにおけるレバレッジ・ボイントのことである。
詳しくは第 2 章で説明するが、レバレッジ・ポィントとは、意訳すると最重要課題であり、選択と集中によってテーマ全休に大きな変化をもたらす要索を指す。
システム・シンキングは、あるビジネステーマに関して、全体像を眺めて、レバレンジ・ポィントを発見するためのツールであるといえる。
−方、ロジックツリーは、レバレッジ・ポィント発見後、複数の解決策(施策)を漏れなく、重複せずに要素分解するためのツールである。
課題を発見したあとに、複数の施策に要素分解するツールと理解すればロジソクツリーは実践において有用であることが理解できよう。
:
:(中略)
:
●「着眼大局、着手小局」で仕事をスムーズにこなす
「仕事の全体が見えない」とこぽしていた A さんの OB・OG は、もしかしたらロジックツリーを社内研修で学んで知っていたかもしれない。
だが、それは、「着手小局」のツールであって、全体を眺めるツールではないので、仕事の全体像は見えなかったのだ。
もし、 A さんのOB・OG に、システム・シンキングを知る機会があれば、「着眼大局、着手小局」の貫した理解を身につけることで、「仕事の全体が見えるようになる」はずである。
高橋浩一(著) 『レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング』
―――――――――――――――――――――★
つまり、システムシンキングは大雑把に大局を捉えることに機能するツールであり、ロジカルシンキングは正確に課題を小局に分析していくツールです。
さらに本書に、TOC思考プロセスも加えると、TOC思考プロセスは、現象と少ない情報からレバレッジポイントを発見し、その改善効果の検証を行えるツールと考えてます。
なので、これらは、使う場面が異なります。
なにを使うかはわりとカンみたいなものもありますが、これを説明するのは難しい…。だいたいイメージで言うとこんな感じで適用してます。
問題が特定されていて、それに集中するときにはロジカルシンキング。なかなか解決しないいろんな問題が影響してそうなものにはシステムシンキング。多くの似たような問題現象にまとめて対応するときには、TOC思考プロセス。と言った感じ。
■使えるようにするには、練習、練習、また練習
経験から言っても、さまざまな書籍に書いてあるとおり、それぞれのツールは、考える事をガイダンスルするためのものでしかなく、その理論理屈を勉強したからと言って、すぐにレベルの高い分析ができるようにはなっていません。たとえば、システム図における要素(変数、矢印の両端)は、本などを読むと簡単に出ているようですが、自分でひねり出そうとすると、あまりにも抽象的になてしまうか、細かすぎて他の要素とのバランスが取りにくくなります。
セミナーなどでも教えてくれますが、経験的に言うと、それを使っている他の人(いわゆる先達)を見つけて、相談・議論しながら作っていくほうが上達し易いみたいですね。
もし、先達が見つからなければ、会社の上司や先輩が当てになります。
システム図のことはわからなくても、視座が高いので、システム図の要素やそれぞれの相関関係については、理解できてますから、アドバイスがもらいやすいです。
「いまのウチの問題ってこんなループになってそうな気がしますが、どう思われます?」
「××プロジェクトの業務を分解してみましたが、お気づきの点はないですか?」
と聞いてみましょう。
まあ、面倒くさくて答えてくれない人や、そこまで考えてないひともいることは否定しませんが…。
※注記:システムシンキング
※ 普段は、「システムシンキング」ではなく、「システム思考」と呼び習わしてます。意味的に違いはありません。
※ この記事では、本書『レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング』に従って、「システムシンキング」と呼ぶことにします。
■参考図書 『レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング』
「着眼大局、着手小局」という言葉がある。「勝負を大局的に眺め、効果的な次の一手を打つ」という意味であるが、まさにビジネスパーソンに必須の姿勢である。本書ではとりわけ重要な「着眼大局」の手法であるシステム・シンキングを丁寧に解説し、真の問題を発見するスキルを養成する。システムシンキングの6つのメリットは以下のものである。
1.経営上の課題を大局的に眺める習慣が身につく
2.複雑な要因間の因果関係を容易に把握できる
3.問題解決のための重要要因を見出す能力を養える
4.効果的なコミュニケーション.ツール
5.アイデアメソッド(収東技法)としての活用
6.ロジックツリーの併用による課題の体系的整理
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レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング 著者 :高橋浩一 | 楽天では見つかりませんでした | レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
ミスを連発してしまったときの対処方法
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プレゼンの原稿は作っても読んではいけない
良い有給休暇・悪い有給休暇のとり方
リンクリストを活用する
マルチPC環境はVNCとTeamViewer
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マイレージプログラムで航空会社は利益を得るのか?
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「たらない」ところから始める
心を壊す3つの障害
人を動かす:名前を覚える努力をする
同僚を持ち上げると評価が上がる?
「次は頑張る」は永久にできない
批判しない、建議し行動せよ、さもなくば忘れよ
人を動かす:人に好かれる原則2:聞き手にまわる
問題発見力養成講座:システムシンキングの6つのメリット4
問題発見力養成講座:システムシンキングの6つのメリット3
問題発見力養成講座:システムシンキングの6つのメリット2
問題発見力養成講座:システムシンキングの6つのメリット1
問題発見力養成講座:階層を意識してレバレッジポイントを見つける2
問題発見力養成講座:階層を意識してレバレッジポイントを見つける1
分割するロジカルシンキング、統合するシステムシンキング
人を動かす:人に嫌われる方法
人を動かす:笑顔で電話しなさい
「覚えられない」は本当は必要としていない
人を動かす:あなたの応援がしたい
「こんなこと発言していいのかな?」と思ったことをいってみる
人を動かす:相手が優位であることを探す
勉強好きはどのように昇進・昇格に影響する
人を動かす:相手の心のなかに強い欲求を起させること
昇進・昇格のウラ話
同僚の成功をよろこぶ
「しない」はできない
人を動かす:相手の立場から物事を見る
人を動かす:人に動いて欲しければその人の問題を扱いなさい
人を動かす:他人の長所を探しなさい2
人を動かす:他人の長所を探しなさい1
人を動かす:父は忘れる
「上司」というコンサルタントを雇う
できない理由は自分が作った限界
グレイなリソースを使う2
問題の見方こそが問題である
ものの見方の10パターン08:構造
ものの見方の10パターン05:本質
ものの見方の10パターン03:主観と客観(主体と客体)
ものの見方の10パターン02:カテゴリ分けをする
ものの見方の10パターン01:ものの見方の10パターン
一枚岩チームに所属しない
問題を報告してはいけない。行動を報告しなさい
論理的に話すコツは、話す前に紙に書くこと
相手に勝たせると味方ができる
魚はミミズで釣りなさい
言葉の力をつける
社会人の勉強方法は、学生とは異なる
次のステップを勉強しなさい
関係者を巻き込む
到達基準点を最高にする
ペーシング・ディスペーシング
チームが高い成果を出すための方法
相手の立場によって言い方を変える
昇進は性格で決まる
決定しないという決定
目的を明らかにする
成果を出す能力
●関連図書
最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か
システム・シンキング―問題解決と意思決定を図解で行う論理的思考技術
なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
●このテーマの関連図書
システム思考をはじめてみよう
学習する組織――システム思考で未来を創造する
やり抜く力GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か
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サービスデザインユーザーエクスペリエンスから事業戦略をデザインする
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今週は、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』という本をご紹介します。ゼロ秒思考とは、あるテーマについて、即座に必要なことを考えることが出来るような事ができるようなトレーニングを「メモ書き」でしよう、という本。マッキンゼーで長期間活躍した筆者が、「誰でも、確実に頭が良くなる方法がある」として開発し、広めているやり方。場所も、時間も取らない。わずか1分のメモ書きを繰り返して、・考えていることを明確にすること・..記憶術:ネットワークを作る
何かを記憶したいと思うと、ひとつよりも複数のほうが記憶に残りやすいという特性があるそうです。
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サッカーやバスケットの試合では、パスがつながらないとシュートが決まらないのと同じく、知識のネットワークが途切れていると、せっかくの知識を頭から引っ張り上げることができないのです。
記憶がへタな人は、知識のネットワークを作るのがへタなのだといえます。
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このように知識をネットワークすることが、本物の記憶なのです。
このような地図を、みなさん自身でも作ってみてください。関連性の強いものからどんどん線で結んでいくだけですから、簡単にできるでしょう。
B4 や A3 の大きな紙を使ってネットワークを地図化していけば、たくさんの情報をいっペんに記憶できるはずです。
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日本式で言えば、KJ法があります。これは記憶術というより整理術、アイディア抽出法に分類されるものですが、これも複数のものをグルーピングして整理する方法です(KJ法の機能の一部です)。
いずれも、複数のキーワードを紙の上で二次元的に整理する方法で、それが図や絵になっているので、記憶がしやすくなります。
■知識のネットワーク化
ただ、私のイメージする知識というのは二次元ではなく、もっと高次元のものです。※これは残念ながら図にできません。
たとえば、本書にある「ニトログリセリン」というのは、「心臓の治療薬」というグループにもつながっていますし、C3H5(ONO2)3 みたいな示性式にもつながっています。また有機化合物というグループにもいますし、ダイナマイトの原料というグループにもつながっています。
ニトログリセリンという記憶から、多次元の蜘蛛の巣みたいにいろんなものの記憶とつながっているわけですね。
記憶の地図、マインドマップみたいなものは、これをある方向から切った切り口の絵なわけです。
記憶されたことを引き出すには、外部からの刺激がトリガとなって、この記憶の蜘蛛の巣の線を辿って、芋づる式に引き出していくらしいです。
ですので、そこから出る線、入る線がないという孤立したものは、仮に脳内にあったとしても、そこにたどり着く方法がありませんから、引き出せないわけです。
ですので、複数のことと関連付けて記憶してやると、それが記憶できるし、特定の刺激入力から糸を手繰って引き出すことができるということです。なるべく多くの記憶の糸を張り巡らせるという作業が、この記憶の地図です。
マインドマップはぜひオススメしたい手法のひとつです。
■参考図書 『記憶する技術』
記憶力は、一生、鍛えることができる。司法試験界の「カリスマ塾長」として知られる、「伊藤塾」塾長の伊藤真氏は、こう断言する。
日本で最難関の試験といわれる司法試験に合格するためには、膨大な量の事柄を覚え、それを使いこなすことができなければならない。
60歳を過ぎてから勉強を始めて、合格する人もいる。
その人たちは特別なのかといえば、そんなことはない。
「記憶する技術」をもっているかどうかである。
それはたとえば、記憶を効果的に定着させたり呼び覚ましたりするためのコツや、記憶する対象に関心をもつといった意識のことである。
本書では、これまで多くの塾生を指導してきた中で、また著者自身が実践してきた、「記憶」を自由自在にコントロールする方法を伝授する。
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記憶する技術:呼吸法を取り入れる
索引チェックリスト
記憶術:利き手を使わずに書く
記憶術:ブツブツ言う
読書の作業ステップ
PREP読書術
「覚えられない」は本当は必要としていない
●このテーマの関連図書
続ける力―仕事・勉強で成功する王道(幻冬舎新書)
伊藤塾式人生を変える勉強法(日経ビジネス人文庫)
夢をかなえる勉強法(サンマーク文庫い1-1)
夢をかなえる勉強法
勉強法の王道
(文庫)成し遂げる人の「一点集中力」(サンマーク文庫)