考える力は、他人が出した結論を見るだけでは絶対に付きません。
自分の頭で考え、それを整理し、行動してそれをさらに最初の考えにフィードバックするというループによってのみ強化されます。
本カテゴリでは、さまざまなテーマを設問としてご紹介していきます。
そのテーマについて、ノートに自分の考えを書き出して、それから導き出される結論に基づくアクションを決定して行動してみてください。その結果自分の考えがどのように変わったのか、一度このノートをを見なおしてください。
Practice Makes Pefect!!
■本日のテーマ「あなたの認識は間違っている?」
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ある店長は店員の一人が客にこう言っているのを聞いた。
「いいえ、ここ何週間かありませんね。これからもすぐにはなさそうですね」
店長はひどく驚き、帰ろうとしているその客のところへ急いだ。
「今のは間違いです」
と言ったが、その客は変な顔をしただけで出て行ってしまった。店長は店員に向かって言った。
「何かがない、ということは絶対言ってはいけない。もしなければ、オーダー済みでまもなく届きますと答えなさい。ところであのお客は何が欲しかったんだ?」
「雨です」と店員は答えた。
スティーブン・R・コヴィー著 『7つの習慣演習ノート』
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他の人の発言や会話は、あなたの知らない過去の経緯を含んで現在の発言があります。
もしあなたが、「この人の言っていることは間違っている」と感じた時、おそらく発言者はあなたが感じた発言の意図とは別の経緯や背景で発言をしています。
すなわち、あなたの認識した発言の意味は、発言者の発言の意味とは別のものです。
発言者の意図を理解した上で発言を聞かなければ、議論はできないのです。
本書の著者はこれを「パラダイム」と言っていますが、それほど大層なものでなくとも、少なくとも発言者の意図はきちんと確認してから、あなたは発言に対して意見をいうべきでしょう。
その時大切なのは
・なぜ、そのような発言をしたのか?
・発言者は、その発言によってどのような結果を得ようとしたのか?
・発言に至る経緯はなにか?
を十分推測し、その推測が正しいのかどうかを検証しながら確認していくことです。
■本日のお題
・最近、誰かの発言に対して、「それは間違っている」と感じたり、反発を感じた経験を挙げてください。その発言の要旨をノートに書いてください。
・あなたが発言者の立場だったら、どの様な発言をしたかを想像してください。
・その違いについて、どういう経緯があれば、その元の発言が正当化されるのかを考えてノートに書き出してください。
■参考図書 『7つの習慣演習ノート』
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7つの習慣演習ノート 著者 :スティーブン・R・コヴィー | 7つの習慣演習ノート 検索 :最安値検索 | 7つの習慣演習ノート 検索 :商品検索する |
●本書を引用した記事
1年後を想像する
WIN+Rを多用する
7つの習慣:率先力を発揮する
7つの習慣:あなたのビジョンについて考えてみてください
ミッションステートメントを作る
7つの習慣:MASTERチェックリスト
7つの習慣:本は教えるために読みなさい
影響の輪1:自分に影響のある問題を外においてはいけない
人を動かす:罰則は「前向きさ」を失わせる
今日の決断判断記録を残す
●関連図書
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
まんがでわかる7つの習慣
●このテーマの関連図書
第8の習慣「効果」から「偉大」へ
7つの習慣に学ぶ手帳術
7つの習慣ティーンズワークブック
7つの習慣最優先事項―「人生の選択」と時間の原則
7つの習慣入門手帳2017
マンガで身につく!子どもの力をみるみる伸ばす7つの習慣J
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