考える力は、他人が出した結論を見るだけでは絶対に付きません。
自分の頭で考え、それを整理し、行動してそれをさらに最初の考えにフィードバックするというループによってのみ強化されます。

本カテゴリでは、さまざまなテーマを設問としてご紹介していきます。

そのテーマについて、ノートに自分の考えを書き出して、それから導き出される結論に基づくアクションを決定して行動してみてください。その結果自分の考えがどのように変わったのか、一度このノートをを見なおしてください。

 Practice Makes Pefect!!



■本日のテーマ「MASTERチェックリスト」


ご存知、『7つの習慣』の第1の習慣は「主体性を高める」です。

しかし、「主体性が高い」という状態がどのような状態なのか、おそらく人によって定義は様々でしょう。
他の人から見ると単に流されているだけの人であっても、本人は「オレは主体的に行動している」と思い込んでいるでしょうし、逆に主体的に行動している人であっても、「いろいろ流されてるなぁ」と考える人もいるでしょう。

かくいう私も、一応「主体的に行動している」つもりではいますが、やっぱり「そうでない」と感じたりする時もあります。

そんな時に役立つのがこの「MASTERチェックリスト」。

これは「主体的」という切り口で行動を振りかえるときにも役に立ってくれます。


★P28〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●主体的と反応的
刺激を受けて反応するまでに、人には選択する自由があります。これは人間が持つ素晴らしい力です。

人が選択することの中でもとりわけ重要なのが言葉です。

言葉によって、その人がその人自身をどのように捉えているのかがよくわかります。

主体的な人は、「わたしには…ができる」「わたしは…をする」「わたしは…が好きだ」などの主体的な言葉を使います。

反応的な人は「わたしには…ができない」「わたしは…をしなければならない」「…であればいいのに」というような反応的な言葉を使います。反応的な人は自分の発言には責任がない、つまり自分たちには選択肢がないと思い込んでいるのです。

●主体性を高めるステップ
主体的な言葉をマスターするには時間と訓練が必要です。

自分を客観的に判断し、自分には選択肢があるということを知る必要があります。そのための具体的なステップを紹介します。

1.M( Measure :測る)
 5 段階評価で、自分にとってその状況がどれだけ重要なのかを測る。

2.A(Assess :見極める)
 不満、怒り、恐れなど、初期反応を見極める。

3.S(See :知る)
 自分の心の中の刺激と反応のモデルを知る。

4.T(Think :考える)
 主体的反応について考える。

5.E(Engagel/Exit :関わるか離れるか)
 自分で選択した反応を使うか、あるいはその状況から逃れる。

6.R(Review :振り返る)
 自分の行動を振り返って、自分がどれくらい主体的かを確認する。

スティーブン・R・コヴィー(著) 『7つの習慣演習ノート
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このチェックリストは私の週次DRのひとつのチェックリストになってます。

■本日のお題


1.1週間毎日、何かひとつの事例(決断したこと)に対して MASTERチェックリスト をつけてみる
2.チェックリストの6.レビューを5段階評価してみる
3.その結果の平均値を0.1だけ改善するには、どの決断をどのようにすればよかったかをノートに書き出す。

1回だけと言わず、年間に何回もやると、あなたの主体性が改善しますよ。



■参考図書 『7つの習慣演習ノート




全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典を引用して、講習会で実施するような演習形式にしたもの。
単に「7つの習慣」を読むよりも、自分のことに置き換えながら学べるので、勉強になる。

全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典。
著者スティーブン・R・コヴィー博士は、英「エコノミスト」誌によって「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」として紹介されるなど不動の評価を得ている。

本書では人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには「原則」に基づいたアプ口ーチが重要であるとし、「私的成功」から「公的成功」へと至るための「7つの習慣」として、
 第一の習慣:主体性を発揮する
 第ニの習慣:目的を持って始める
 第三の習慣:重要事項を優先する
 第四の習慣:Win-Win を考える
 第五の習慣:理解してから理解される
 第六の習慣:相乗効果を発揮する
 第七の習慣:刃を研ぐ
を説いている。







◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

7つの習慣演習ノート
著者 :スティーブン・R・コヴィー

7つの習慣演習ノート
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●本書を引用した記事
 1年後を想像する
 WIN+Rを多用する
 7つの習慣:あなたのビジョンについて考えてみてください
 ミッションステートメントを作る
 7つの習慣:率先力を発揮する
 7つの習慣:人間は刺激と反応の間に選択の自由を持っている
 7つの習慣:MASTERチェックリスト
 7つの習慣:本は教えるために読みなさい
 影響の輪1:自分に影響のある問題を外においてはいけない
 人を動かす:罰則は「前向きさ」を失わせる


●関連図書
 完訳 7つの習慣 人格主義の回復
 まんがでわかる7つの習慣
●このテーマの関連図書


第8の習慣「効果」から「偉大」へ

7つの習慣に学ぶ手帳術

7つの習慣ティーンズワークブック

7つの習慣最優先事項―「人生の選択」と時間の原則

7つの習慣入門手帳2017

マンガで身につく!子どもの力をみるみる伸ばす7つの習慣J





■参考図書 『7つの習慣




全世界3000万部(40カ国語に翻訳)以上の発行部数を誇る、自己啓発書の原典。
著者スティーブン・R・コヴィー博士は、英「エコノミスト」誌によって「世界でもっとも影響力のあるビジネス思想家」として紹介されるなど不動の評価を得ている。

本書では人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れるには「原則」に基づいたアプ口ーチが重要であるとし、「私的成功」から「公的成功」へと至るための「7つの習慣」として、
 第一の習慣:主体性を発揮する
 第ニの習慣:目的を持って始める
 第三の習慣:重要事項を優先する
 第四の習慣:Win-Win を考える
 第五の習慣:理解してから理解される
 第六の習慣:相乗効果を発揮する
 第七の習慣:刃を研ぐ
を説いている。








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7つの習慣
著者 :スティーブン・R・コヴィー

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●本書を引用した記事
 5項日誌(1)
 人を動かす:相手の話を聞くときには手を止めなさい
 予算管理とは突発費用に対応できること
 記憶術:視点を変えて繰り返す
 矛盾す複数の問題を一気に解決する「インクルージョン思考」
 長期課題マット
 考えは伝えられない
 初対面で必ず好意を持たれる振る舞い方
 影響力の武器
 問題は外にある


●関連図書
 
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
 
まんがでわかる7つの習慣
 
7つの習慣 演習ノート―ビジネス、プライベート、家庭で、効果的な人生を送るための 成功への原則がよくわかる!
●このテーマの関連図書


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■関連する記事

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