自分の言葉で説明しなさい

プレゼンだけでなく、誰かと交渉するときであっても、「借りてきた言葉」というのはやっぱり説得力がありません。

一方で、組織の何かを変えようとするとそのイチ構成員では組織は動きにくいという事実もあります。

■「他力」活用戦略


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●「他力」を戦略的に活用する
柔道や合気道に「空気投げ」という技があるそうです。

これは大きな力を使わずに、大きな人を投げる技を指すのですが、若手などまだ力がない人が大きな仕事をするときも、この「空気投げ」が有効です。

大きな仕事は正面から取り組むと大変な労力がかかります。しかし組織の力学や外部の権威・知見を利用することで、動かせなかったものが動かせるようになる、というのが「空気投げ」のテクニックです。

例えば明治維新は日本人がゼロから立ち上げたというよりは、「黒船」という外圧が起点になりました。郵政民営化も政治家の論理や法律立案能力そのものよりも民意という大きな力で動いたものでした。

そこまで大きくはありませんが、私も硬直的な人事制度を社員の支持という空気を使って、一気に変革した経験があります。

客観的なデータを活用し、「私のような若造が言っているのではなく、データが示しているのです」とか、真の意志決定者を先に抑えた上で「○○さんの方針にある通り」という形で権威を使う、という技が、身近な「空気投げ」の実例です。

目的を達成するためには、最短距離、最小労力でアプローチする方法を、常に考え続ける必要があります。

この「空気投げ」という工夫をちょつとズルい方法と感じ、違和感を持つ方もおられるかもしれませんが、実はむしろ、これも目標達成のための有益な手段です。

河野英太郎(著) 『たった1%の仕事のコツ
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多分日本だけに限ったことではないとおもいますが、外の状況や圧力を利用して、自分の望む方向に組織を変えていくというのは、何かを変えていきたいと考える人にとっては重要なツールです。

たとえば、コンサルタントを雇って、コンサルタントに「この会社はこのままではだめになります」と言わせる事ができれば、変革への合意を取りやすくなります。もちろん、コンサルタントに支払うお金の算段は大変ですが。

もし、コンサルタントを雇えなければ(私はもっぱらこちらの作戦です)、世の中で流行りだした単語やその道の専門家の言葉を借りることです。私の担当分野(IT系)なら、「クラウド」「ビッグデータ」「データサイエンティスト」「サイネージ」などなど。

 「世の中はみんなこっちの方向を向いてますよ。ウチも早く初めないと負け組になりますよ」

って意外と部長・役員には殺し文句だったりします。特にIT系は詳しくない方には、「よくわからんけど、競合他社では"これ"を使って利益を出しつつあるらしい」みたいな情報は掴んでますので、「おお、お前がやってくれるか!」みたいにノッてくれるかたがいたりします。


■自分の言葉と権威の所見の相乗効果


結局、自分の言葉で説明することも非常に重要です。そして、権威を借りて説明することも重要。

2つを合わせてで説得の両輪とすることが、説得力の高い説明をするポイントだと考えてます。



■参考図書 『たった1%の仕事のコツ





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こんなことがありませんか?

 とにかく仕事がたまる/上司によく無視される/命がけでつくった書類を見てもらえない/「言ってることがわからない」と言われる/会議で反対ばかりされる/自分にだけ、メールの返信がこない(遅い)/いつもあら探しされる/いつもあとまわしにされる/いい仕事は全部他人にもっていかれる/やり直しばかりさせられる/まじめにやっているのになぜか報われない……

そんな人は、その「やり方」を見直す必要があるかもしれません。まじめさとパフォーマンスは決して正比例ではありません。悪い意味で「まじめ」すぎると、パフォーマンスは逆に下がるのです。

デキる人とは、このまじめの「力のかけかた」を知っています。

そこにはちょっとしたコツがあります。このコツを知っているか知らないかは、あなたのパフォーマンスをとても大きく左右します。
実は99%の人がしていない、ちょっとした、でも効果絶大な仕事のコツを、本書では紹介していきます。





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たった1%の仕事のコツ
著者 :河野英太郎

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●本書を引用した記事
 議事録は清書してはいけない
 命令か依頼か―リーダーとしてのメンバーとの付き合い
 たった1秒で相手の好感を得るボールペン操作術
 C:\_USR\Personal\BLOG\sarahin\一瞬で相手を落とす!
 C:\_USR\Personal\BLOG\sarahin\一瞬で相手を落とす!
 考える仕事は早めに終わる
 体調の維持管理をする
 目的に立ち返る
 問題・課題・懸念事項
 パニックになるのを避ける方法

●このテーマの関連図書


99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ

99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ

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「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

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