ある程度社内で年季が入ってくると、一緒に仕事をする人は結構決まってくるので、名前を聞く機会はだんだん少なくなるみたいですが、それでも新しいプロジェクトをしたり、新人が参加したりすれば初対面の人は出てきます。

そういう人と打ち合わせをするときには、名前を聞き出したり、他の人が呼びかけているのを注意深く聞いたりして、名前を憶えるようにしています。

■名前で読んでもらえれば親近感を持つ


なにか議論をしている時に、

 「先ほど、○○さんも言ってましたが…」

と言われるのと

 「先ほど、そこの人が言ったように」

と言われるので言われた相手はどっちが気持ちよく感じるでしょうか?

名前がないと、すごく機械的に感じてしまいますし、「個人」として認められていないように感じますよね。

名前を呼ぶことは重要なんです。

 中途面接の印象を良くするコツ:面接官の名前を覚えなさい
 転職面接:グレート逆質問
 人相記憶術―その4連想記憶
 人相記憶術―その5反復練習

などでもご紹介していますので。、ご参考まで。


■名前を連呼する


こうして、相手の名前を聞いたら、なるべくその名前を出すようにします。
なにかと「○○さん」と話しかけてみたり、その人の発言を引用してみたりして。

何が起きるかというと、その人自身と名前を記憶できます。

次に会った時に、「お、○○さん」と呼びかけたりすれば、相手も自分を意識してくれるようになります。

これが、相手に対して影響力を持たせるための第一歩。

私は人の名前を憶えるのが不得意だと認識しているので、とくに気をつけています。
聞いただけでは憶えないので、声に出して「○○さん」ということで、記憶に結びつけるように務めていますし、それによって相手に対する影響力を持つことができるようになるチャンスにもなるので、意識的に名前を呼ぶことをしています。

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