結構難しいのですが、リーダーとしてメンバー一人ひとりがが何を大切に思っているのかが理解できると、仕事がスムーズに進むようになります。

★P142〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

●相手が窃にしているものを知る

仕事をする動機や、大切にしているものは人によって色々。

例えば、上司からの評価やボーナスにつながる数字を迫いかける人もいれば、新しい技術を極めることに情熱を燃やす人もいます。

また、定時には職場を出て、趣味や家族に時間を割きたい人、就業後、夜遅くても仲間と飲みに行く時間を大切にしたいという人もいます。

色々な人が集まってこそチームですから、相手が大切にしているものを尊重してこそハイパフオーマンスがのぞめます。

決して自分の価値観だけで「常識」を決め、その基準を相手に当てはめてはいけません。

もちろん、チームとしての目的やゴールをお互い共有した上で、その達成度から淡々と個人個人の評価が決まるのが組織ですから、数字が好きな人は数字が上がる仕事を、定時に帰らなければならない人は、持ち帰ってできる仕事をすることで、各々の義務を果たします。

このような形でそれぞれが気持ちよく自身の特性を活かす仕事をし、それぞれの形でチームに貢献しているときこそが、チームのパフオーマンスが最高になるときです。

日頃チームメンバーと接する中で、相手が何を重視して仕事をしているかを観察するようにしてください。職場での何気ない行動や、食事のときの会話にそれは隠されているかもしれません。

河野英太郎(著) 『たった1%の仕事のコツ
――――――――――――――――――――――――――――★


あまり直球で当人に「あなたはどんなことを大切に思っていますか?」などと聞いても、まともに答えが帰って履きませんが、その人の普段の行動からどんなことが好きなのかは想像がつきます。

その時に、本書のように、「相手の価値観を自分の価値観で測らないこと」は確かに重要だと思います。
自分にとっては瑣末と思えるようなことでも、相手にとってはとても重要なことである場合もあるので。


■人物カルテ


以前の記事でご紹介しましたが、人物カルテには、「価値観」という項目があって、そこにその人が持っているであろう価値観がどのようなものなのかをこっそり書いてます。

所詮、「自分から見て」ということなので、あっているかどうかわかりませんが、その価値観はどのような事実から類推したのかも、ちょっとメモしてます。



■参考図書 『たった1%の仕事のコツ





立ち読みできます立ち読み可
こんなことがありませんか?

 とにかく仕事がたまる/上司によく無視される/命がけでつくった書類を見てもらえない/「言ってることがわからない」と言われる/会議で反対ばかりされる/自分にだけ、メールの返信がこない(遅い)/いつもあら探しされる/いつもあとまわしにされる/いい仕事は全部他人にもっていかれる/やり直しばかりさせられる/まじめにやっているのになぜか報われない……

そんな人は、その「やり方」を見直す必要があるかもしれません。まじめさとパフォーマンスは決して正比例ではありません。悪い意味で「まじめ」すぎると、パフォーマンスは逆に下がるのです。

デキる人とは、このまじめの「力のかけかた」を知っています。

そこにはちょっとしたコツがあります。このコツを知っているか知らないかは、あなたのパフォーマンスをとても大きく左右します。
実は99%の人がしていない、ちょっとした、でも効果絶大な仕事のコツを、本書では紹介していきます。





◆アマゾンで見る◆◆楽天で見る◆◆DMMで見る◆

たった1%の仕事のコツ
著者 :河野英太郎

たった1%の仕事のコツ
検索 :最安値検索

たった1%の仕事のコツ
検索 :商品検索する



●本書を引用した記事
 議事録は清書してはいけない
 命令か依頼か―リーダーとしてのメンバーとの付き合い
 たった1秒で相手の好感を得るボールペン操作術
 C:\_USR\Personal\BLOG\sarahin\一瞬で相手を落とす!
 C:\_USR\Personal\BLOG\sarahin\一瞬で相手を落とす!
 考える仕事は早めに終わる
 体調の維持管理をする
 目的に立ち返る
 問題・課題・懸念事項
 パニックになるのを避ける方法

●このテーマの関連図書


99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ

99%の人がしていないたった1%のメンタルのコツ

図解99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

頭がいい人の仕事は何が違うのか?

図解99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ



■関連する記事

毎日基礎トレーニングをする

トレーニングをしていますか?あなたの仕事における基礎能力は何かを考えたことがあるでしょうか。たとえば、PCを操作する仕事であればキーボードの入力の早さ、プレゼンをするのであれば声の出し方、生産ラインで組み立てをするのであれば、手先の動かし方などです。これらはすごく基礎的なことですが、これができないと話にならないものです。自分が知っている範囲で言うと、驚くほどこういった訓練をしていない人が多いです。私は基本ソフトの開発部隊を率いてますので、そのメンバーはPCのキーボー..

体調の維持管理をする

過去記事で、いろいろな仕事術をご紹介してきましたが、仕事をする上で最も重要な基盤となるのは体調を整えることではないかと思います。仕事の基本は体調からどんなに、タスクリストを作ったり、日次レビューをしようが、PCの操作を素早くしようが、二日酔いで気持ちが悪いときには仕事ははかどりません。二日酔いは全く言い訳のできない管理不足ですが、寝不足や風邪なんかも、ある意味体調管理不足からくるものでもあります。個人的には、以前にウツをやっ..

手帳はいつまでも同じではない

以前の記事手帳はアナログかデジタルかで、デジタルの手帳にトライしたけど、最終的にアナログ(手書き)に戻ってきたと書きましたが、最近またデジタル化をしつつあります。ひとつには、スケジューラが非常に安定してきて、使いやすくなったこと、もうひとつはiPhoneやAndroidスマホを常に持ち歩くようになって、この上さらにノートまでというのが辛くなってきたからです。こうしたことでちょっと実感したのが、以下の書籍のセリフ。P..

朝型仕事と夜型仕事を比べてみると

仕事の型の私の歴史私は30代までは、朝は出社時刻ギリギリまで寝ていて、残業で頑張るタイプでした。朝はウオームアップがすんでないので、出社してからは、「今日は何をしないといけないかなあ…」とやらないければいけないことを探したり、「昨日どこまでやったっけ?」みたいに、仕事がはかどらないのですが、夜ならそれまで仕事をしているので、勢いがついていて、そのままずるずると仕事をすればよかったので、やっぱり夜のほうが都合が良かったのです。3..

人物カルテ:納得してもらえる評価をする

以前の記事で人物カルテという方法をご紹介しました。本日はその後、私のやり方もちょっとづつ変わってきていますので、再度紹介したいと思います。以前の記事人物カルテでは、バインダーに一人1一葉で書き込み、過去履歴を残すとしていましたが、現在は、マインドマップに書き出してます。これの最も効果的な使い方は、このページに書いてありました。やっかいな部下との評価面談、成功のカギは「納得を引き出す」もろに人物カルテのことが書いてあるわけではありませんが、「評価メモ」というも..

「とりあえず」は忌み言葉

どんな言語でもそうですが、その言葉が表している語感というのがあります。無意識に使ってしまいますが、その言葉が自分自身のモチベーションを下げてしまったり、相手に悪感情を持たせてしまったりする言葉があります。これを忌み言葉と読んでます。過去記事でもいくつかの忌み言葉を紹介しましたが、本日はとりあえずについて。「とりあえずします」上司:はやく報告書を作れよ。部下:とりあえず作ってみました。上司:××をやってくれ..

■同じテーマの記事

手帳の使い方全体像

いままで、手帳やノート、メモの使い方について書いてきましたが、よくよく考えたら、その全体像について書いてなかったことに気が付きましたので、本日は、手帳の使い方の概要について書いてみたいと思います。広義の手帳まず、私の定義する「広義の手帳」は以下のものから構成されてると考えています。・将来やりたいと思っていること、将来なりたい姿、夢など・スケジュール・プロジェクト・タスクリスト・ミッション、行動の基準・その場限りのメモ..