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たまに「マインドマップは、どう思います?」こと訊かれることもあります。「使ったほうが良いと思うか?」という意味だと思います。
私は、どちらでも良いと答えています。自分流の手法を開発するにはうある程度時間がかかりますから、これから始めるなら、すでに普及した手法を、まずは導入するのが良いと思うからです。
そうしながら、少しずつ自分流に、自由にアレンジしていけば良いと思います。その結果、やがてオリりンナルな手法ができあがるのではないでしょうか。

藤井孝一 著  『投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術
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マインドマップという思考記述方法は非常に便利で効果的なので、私は多用してます。

部門内の打ち合わせなどにもよく表示しながら書いたり、プレゼンに使ったりしてますので、私の部下はほぼ全員が使います。使いこなしている人は少数ですが。

このマインドマップに上達する人と、いつまでたっても使いこなせない人がいるのですが、そのポイント(分岐点)のひとつだとおもうのが、この

 自己流カスタマイズをいつしたか

という点です。もともと使う気もないし、使いこなそうとも思わない人は除外して。


■マニュアルを読め


別の記事で

 マニュアルを熟読する

書きましたが、その製品にしろアプリケーションにしろ、正しく理解しないと本当の実力は発揮できません。最初から自分に合うようにしてしまうと、自分の知識範囲でしか処理できないので、使うようになるのは早いのですが、そこから先にいけません。

それに関して膨大な知識や膨大な実践結果をもとにつくられたものが、個人という非常に狭い範囲でしか使えなくなるんですよ。

■正しい使い方を学べ


こうした思考プロセスに関するものも同様で、正しい使い方ができるようになってはじめて、自分なりのカスタマイズがあります。

 守破離

ですよ。やっぱり。

歌舞伎をテレビで見ただけで、「歌舞伎役者」になることはできなくて、師匠について師匠の言われるとおりのことができるようになって、そこから自分なりの流派をつくらないとできないのは当然。

ビジネスでも過去の人達が蓄積してきた知識を吸収して、まずその通りやってみて、そこから改善や修正を経て自分のスタイルができるようになるんですね。
なんにしてもすべて素直に学ぶところから始めないと、

 上手にはなれない

ということです。

たとえ何歳だろうが、100年間も一つのことをやり続けることはできません。
先人の膨大な蓄積を使わなければ、先には進めません。



■参考図書 『投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術





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●1冊の本を使い倒す読書術

スキルアップのためには、読書が必要と多くの人が感じています。
しかし、多くの本でいわれるのは、
速読や多読といった普段読書に慣れ親しんでいない人にとっては
非常にハードルが高いものとなっています。
しかし、本書はちがいます。
本書で紹介するのは、奇をてらったものではなく、
1冊の本をいかに活かし、味わいつくすかを解説した実用的な読書法。
本書によってあなたの読書生活ががらりと変わります。





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投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術
著者 :藤井孝一

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 ビジネス書大賞
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●本書を引用した記事
 読書ジャンルごとにアプリを用意する
 本のカバーは捨てなさい
 まとめサイト
 アレンジするな!
 本は肥やし。本で成果が出ることはない
 投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術
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