本を読むときに、よくブログなどの書評や要約を参考にする時があります。

ただ、この検索って、アマゾンなどのオンライン書店の情報が優先的に表示されて邪魔です。そのうえ、いろいろGoogle検索にヒットされやすいように工夫されたサイト(ぱっと見で、自分の検索したいものにはほとんど無関係)がずら〜っと表示されると、もうそれ以上探す気がなくなってしまいます。


そこで、いろいろ工夫して、書評・要約サイトにヒットしやすい検索を工夫してます。

■""でくくる


これは本の名前を "" (ダブルクォーテーション)で括るだけです。

ただ、個人運営のブログなどだと、本の副題を入れていたりいなかったりするので、本の副題は除いて検索します。

たとえば、

 『幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

を探すときに、"幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII" とやるよりも、副題を除いて "幸せになる勇気" だけのほうがヒットさせやすくなります。

ただし、単語だけのものは逆にハズレが多くなります。

 『生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

は、"生産性" で検索しちゃうと、ほとんど関係がないものばっかりになります。


■追加条件をつける


対象の本に絞り込むためには、条件をつけてやればいいです。

一番ヒットさせやすくなる条件は、「著者名」です。

たとえば、上記の『生産性』なら、

 "生産性" AND "伊賀泰代"

と検索させると、検索結果の多くが上記の本になるはず。

■書評に限定する方法


書評に限定するのは、以前は検索の url に

 &tbm=blg

って付けてやると、ブログだけを検索してくれていたのですが、どうも最近は使えなくなっているみたいです。その代わりに、

 &tbm=nws

をくっつけてやると、新しいものが優先されますが、書評にヒットします。

これは、検索結果の下に表示されている

 「すべて ニュース 画像 動画 ……」

っていう条件追加ボタン(正しい名称不明)の「ニュース」をクリックしたときと同じなので、url を触るのが面倒な方はこちらをどうぞ。

■要約に限定する方法


書評にも要約は書いてあることが多いですが、良質な要約・書評サイトがあります。

 flier
 BookAsahi.com
 ダイヤモンド・オンライン
 Webook
 ビズポ
 本が好き
 ブックビネガー
 ビジネスブックマラソン

などです。これらのサイトは、一般の人が書いたブログ記事(たとえばこの記事)なとと比べると、一定の筆力がある人が書いているので、文章が読みやすく、要約も一定の品質が担保されていますので、私はメインはこちらを使っています(ステマも少ないです)。

上記の「ニュース」ではなかなかヒットしないので、ここを検索対象にしてやると良い結果が得られるかもしれません。

これらのサイトをまとめて検索対象にするには

 (site:eliesbook.co.jp OR site:www.flierinc.com OR site:book.asahi.com OR site:diamond.jp OR site:webook.tv OR site:bizpow.bizocean.jp OR site:honz.jp)

とGoogle検索の文字列に入れてやると良いです。

つまり、先程の

 "生産性" AND "伊賀泰代"

はこんな書き方になります。

 "生産性" AND "伊賀泰代" AND (site:eliesbook.co.jp OR site:www.flierinc.com OR site:book.asahi.com OR site:diamond.jp OR site:webook.tv or site:bizpow.bizocean.jp OR site:honz.jp OR site:bookvinegar.jp)

この () の部分は定形文なので、クリップボードツールに登録しておけば、一発で追加できるようになって便利です。

ただ、この対象となるサイトの数が多いと Google 君はちゃんと検索をしてくれないみたいです。
このため私は、対象サイトを3つに分割して、

 (site:eliesbook.co.jp OR site:www.flierinc.com OR site:book.asahi.com)
 (site:diamond.jp OR site:webook.tv OR site:bizpow.bizocean.jp)
 (site:honz.jp OR site:bookvinegar.jp)

を3回に分けて検索させてます。
※このあたり、一発で検索できる方法をご存じの方は教えてください。

当然ですが、上記のサイトに対象の本の情報がないと、ほしい結果は出ませんので、良いサイトを見つけたら少しづつ対象のサイトを追加していくと良いですね。

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