面接の最後の方に

 「さて、あなたの方から何か質問はありませんか?」

と言うのは定番ですね。

ところが、これに対して

 「いえ、ありません」

とか、これに類似する回答をされる方が以外に多いんですよ。
今どき、こんな答えをすれば、マイナスになるくらいわかっていそうなものなのですが、やっぱり聞きたいことはないのかな。

と先日中途入社してきた人に聞いてみました。


彼の場合は、以前勤めていた会社が精算されるということで、転職面接を受けに来たのですが、その時に他の人の状況も色々聞いたそうです。そこで彼が気がついたのは、なかなか就職先が決まらない人は

 「就職できればどこでもいい」

とおもって、適当に片っ端から業績の良さそうな会社や規模の大きな会社を受けていた傾向があるそうです。もちろんそうでない場合もあるので、絶対にということではありませんが。

 「どんな会社?」

と聞いても、「ん〜。自動車関係」みたいなレベルでしか認識してなくて、「その会社、受けたんでしょ?」と突っ込むと、「ダメだったし」とか。

これを聞いてハタと思いついたのが今日のネタ。

■質問がないのは興味が無い


セミナーなどでもそうですが、日本だとまず、「質問する」ということがまれですね。

ところが、私は中国やアメリカ、UKなどで、ブリーフィングの経験があるのですが、時間の3割は質問タイム(T_T)。もう突っ込まれまくりです。

私も新人時代の上司に、

 「セミナーに行かせてはやるが、何を質問したのかをレポートにしろ。セミナーの要約のレポートはいらない」

と言われて、徹底的にシゴかれました。
「なにも質問しませんでした…」などと言おうものなら、「今すぐ講師の連絡先に電話をして、疑問・反論をぶつけてこい! それができるまで他の仕事は禁止だ!」と何度怒られたことか…

会社の面接でも同じで、「最後にあなたから何か質問がありますか?」と言われて「何もありません」というのは、

 あなた(面接官)の会社には興味が無い

と言っているのと同じなんですよ。だから、評価が下がるわけです。

興味があれば調べます。今どきネットを使えば、創立以来の会社の損益だって調べられる。
その会社の公式ツイッターや社員のやっているSNSなどもある。

ちょっと調べて、「なぜそうなったのか」を考えてみると、わからないことだらけだと思います。

たとえば、

  2011年度は「特別損益で10億円が計上されている」とか。
  なぜ特別損益が必要だったのか?

  会社の公式ツイッターで発信している情報に、「震災支援で××に○○を送った」とかあれば、どうして○○になったのか。それは誰が作ったのか?

など聞けることはいっぱいあります。


■熱意がある?


面接で、「自分のいいところは、何事にも熱意があることです」などと言っておきながら、面接を受ける会社の、10分なれば調べられる程度のことを調べるのに使う

 熱意はないのね

と判断されても、やむを得ないですよね。


■10個は質問を用意する


もし、中途面接(新卒でも同じですが)を受けるのであれば

  10個は質問をメモして持っていく

のは必須だと思ってください。

そして面接官から「なにか質問はありますか?」と聞かれたら、

 「ちょっと短時間で終わりそうもないのですが…」

と言いながら手帳を取り出して、そのメモを3つくらい読み上げてください。

おそらくあなたの評価はぐんと上がるでしょう。
※私ならまず「合格」にします。それまでの評価がよほど悪くなければ。

■同じテーマの記事

一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門(要約)

「コールドリーディング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?コールドリーディングとは、占い師や詐欺師がいかにも「あなたの全てを知っている」かのように相手に錯覚させるための技術です。実際、ある程度のトシになれば、それなりにこれに近いことはできるようになりますし、部長・役員級のひとであれば、「誘導質問」みたいな技術として使っていることもあります。コールドリーディングがもたらしてくれるもの・相手のほうから積極的に話してく..

一瞬で相手を落とす! コールドリーディング入門

「コールドリーディング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?コールドリーディングとは、占い師や詐欺師がいかにも「あなたの全てを知っている」かのように相手に錯覚させるための技術です。実際、ある程度のトシになれば、それなりにこれに近いことはできるようになる人も見えますし、部長・役員級のひとであれば、「誘導質問」みたいな技術として使っていることもあります。コールドリーディングがもたらしてくれるもの・相手のほうから積極的に..

年上の部下は信用しても信頼してはいけない?

過去記事でも、「年上の部下」「年下の上司」について色々書きましたが、ちょっとおもしろい考え方が『課長のルール』という本に書いてありましたので共有。できる上司は部下を信頼しない「年上の部下」というのは、上司本人から見ても扱いにくいものではあります。だからといって、それがマネジメントできなければ、上司としての評価が落ちてしまいますので、なんとかしないといけないです。とくに昔のように年功序列がはっきりしていれば、そういうシチ..

プレゼンの発表資料は英語で原案を作る

プレゼンをするときに、同僚相手なら、わりと普段使っている言い回しで話が通じますが、社長に「いまの技術的課題を説明しろ」とか言われると困り果てます。その技術に詳しい人が社長ならいいですが、営業出身の社長に、ソフトの技術的課題を説明しても通じません。「オープンソースのソフトフレームワークである Hadoop について、同期ノードの……」って言っても、たぶん意味は通じないでしょう。どうしても自分でわかる言葉で説明したくなっちゃうので..

面接のベストアンサー

私が過去に採用面接や昇級・昇格面接で経験した「これは!」という問答をちょっと紹介します。質問:あなたの職歴・経験について教えてください普通の答え年に××社に入社しまして、部に配属されました。その後、年に部に移籍になりを担当しました。⇒勝手な感想そんなこと履歴書に書いてあるじゃん…グッドアンサーこれまでの職務経験でお伝えしたいことは3つあります(指を折りながら)。一つ目が、年に××社の部で経験したことですが、についてをし..

信頼方程式T=(E+R+I)/S

他人から信頼を得る方法について、非常に簡潔にまとまっているのでご紹介。信頼方程式 T=(E+R+I)/S信頼の方程式信頼を高めるのは、商売において最も大事なポイントです。どんな商売でも相手に信用してもらえない限り、何も買ってもらえません。つまり信頼関係がなければ、お金にならないのです。そこで、あるコンサルタントが書いた本(『The Trusted Advisor』 デビッド・マイスタ..