巨人たちのお言葉シリーズをお送りします。
本日の巨人 : P.F.ドラッカー
本日のお言葉: 自らを成果をあげる存在にできるのは、自らだけである
お言葉の出典: 『非営利組織の経営』
人が仕事をする上での責任は、仕事をする事自体ではなく、「自分の持っている最高のものを引き出すこと」である、と書かれています。それも経営者やお客様のためではなく、自らのためにとドラッカーは述べています。
サラリーマンとして仕事をしていると、どうしても「給料分の仕事」を意識してしまいます。
「仕事に対する責任」は必要ですが、「仕事をすることに対する責任」は自分で負いなさい、と言われると、給料分の仕事の仕事で自分は自分の持っている最高のものを引き出したのかが疑問として残ります。
最高のものを引き出したのかどうかは、その結果として成長をしたのかどうかでわかります。
たとえば、はるか遠くにあるゴールに向かって、毎日の小さなハードルをひとつづつ越えていくようなイメージです。その小さなハードルは、仕事の発注者から設定されるものもありますし、自らが設定するものもあります。
発注者の設定したハードルを超える、という意識でハードルを見ると、行動は受け身になります。ハードルが「設定されたもの」になるからです。「自分が設定したもの」は、能動形です。それを超えるためには自分の最高を出していかないといけません。
こういうところからモチベーションにも差がでるのかもしれませんね。
ドラマやアニメなどでも、主人公は自分の勝てる相手とだけ戦っていても成長しません。
主人公が大きく成長するのは、自分以上に強い相手と、自ら望んで戦いをした時だけです(勝敗にかかわらず)。
その時に使えるのは、「自らが持つもの」だけです。それをどのようにうまく使うのかが勝負の分かれ目になったりしますね。
きっと仕事も同じなのでしょう。
●本書を引用した記事
ドラッカー:人は、自らがもつものでしか仕事はできない
自分を律すること
到達点は目標で決まる
ドラッカー名著集4 非営利織の経営
●このテーマの関連図書
『課長のルール』という書籍から。rakuten_design="slide";rakuten_affiliateId="0ec76aea.6cafa22e.0ec76aeb.9a735fec";rakuten_items="ranking";rakuten_genreId=0;rakuten_size="468x60";rakuten_target="_blank";rakuten_theme="gray";rakuten_border="off";rakuten_auto_mode="off";rakuten_genre_title="off";rakuten_recommend="on";部下に嫌われることを恐れるな誰だって人から嫌われたくはありません。部下とも末長く仲良くやっていきたいものなのですが、最近の若い世代は少々事情が許さなくなってきているようです。::(中略):おそらく部下に気を遣って気が引ける場面も多いことでしよう。しかし、部下に遠慮するのは絶対に禁物です(変に高圧的になってもだめですが)。さらにちよ..
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本日の巨人 : P.F.ドラッカー
本日のお言葉: 自らを成果をあげる存在にできるのは、自らだけである
お言葉の出典: 『非営利組織の経営』
★P208〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
自らを成果をあげる存在にできるのは、自らだけである。
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したがってまず果たすべき責任は、自らのために最高のものを引き出すことである。
人は、自らがもつものでしか仕事はできない。
P.F.ドラッカー(著) 『非営利組織の経営』
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人が仕事をする上での責任は、仕事をする事自体ではなく、「自分の持っている最高のものを引き出すこと」である、と書かれています。それも経営者やお客様のためではなく、自らのためにとドラッカーは述べています。
サラリーマンとして仕事をしていると、どうしても「給料分の仕事」を意識してしまいます。
「仕事に対する責任」は必要ですが、「仕事をすることに対する責任」は自分で負いなさい、と言われると、給料分の仕事の仕事で自分は自分の持っている最高のものを引き出したのかが疑問として残ります。
最高のものを引き出したのかどうかは、その結果として成長をしたのかどうかでわかります。
たとえば、はるか遠くにあるゴールに向かって、毎日の小さなハードルをひとつづつ越えていくようなイメージです。その小さなハードルは、仕事の発注者から設定されるものもありますし、自らが設定するものもあります。
発注者の設定したハードルを超える、という意識でハードルを見ると、行動は受け身になります。ハードルが「設定されたもの」になるからです。「自分が設定したもの」は、能動形です。それを超えるためには自分の最高を出していかないといけません。
こういうところからモチベーションにも差がでるのかもしれませんね。
ドラマやアニメなどでも、主人公は自分の勝てる相手とだけ戦っていても成長しません。
主人公が大きく成長するのは、自分以上に強い相手と、自ら望んで戦いをした時だけです(勝敗にかかわらず)。
その時に使えるのは、「自らが持つもの」だけです。それをどのようにうまく使うのかが勝負の分かれ目になったりしますね。
きっと仕事も同じなのでしょう。
■参考図書 『非営利組織の経営』
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●本書を引用した記事
ドラッカー:人は、自らがもつものでしか仕事はできない
自分を律すること
到達点は目標で決まる
ドラッカー名著集4 非営利織の経営
●このテーマの関連図書
非営利組織の成果重視マネジメント―NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」
ドラッカー名著集8ポスト資本主義社会
ドラッカー名著集7断絶の時代
創造する経営者(ドラッカー名著集6)
ドラッカー名著集10産業人の未来(ドラッカー名著集―ドラッカー・エターナル・コレクション)
ドラッカー名著集9「経済人」の終わり
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